【ニュース】随時更新中:ポイペト国境のカジノで火事
昨晩、ポイペト国境のグランドダイヤモンドシティカジノで火事が発生しました。人身売買や強制労働を伴う犯罪の取り締まり強化が行われる中、事件との関係性も注目されます。
入手した映像によると、従業員とみられる多くの人が、建物から逃げ出そうとしているのが確認できます。警察関係者によりますと、現場からは少なくとも飛び降りた2人の遺体が発見された模様です。
延焼はタイとカンボジアを結ぶ国道の上に設置された陸橋にも及んでおり、国境からの移動にも支障が及んでいる模様です。
(0942追記)
少なくとも10名の死亡を確認。
(1200追記)
両脇のホテルを結ぶ炎上した陸橋。この下の道路がタイとカンボジアを結ぶ道路です。この状況から見ると道路封鎖をすることが考えられます。タイカンボジアの主要ルートが閉鎖されることになり、短期間とはいえ、物流や人の移動への影響も懸念されます。
少なくとも11名の死亡を確認との情報。うちの2人は飛び降りて即死。
(1430追記)
19名の死亡を確認。負傷者は53名。
国家警察によると、バンテイ・メンチェイ州警察長官のシチ・ロー少将は、州警察、第 891、911 国境警備隊等360 人の警察部隊を率いて迅速に対応。しかしながら、そのうちの何人か消防隊なのかは不明です。ポイペトには、旧型の消防車が数台あるのみで、はしご車等は一切なく、そもそも高層建築での消火及び救出活動には支障があったようです。
2019年の1月7日夜には、同じく、国境にある18階建てのゴールデンクラウンカジノで火災が発生しており、高層建築が増加する中で、対策がなされてなかったことが悔やまれます。
死傷者のリストには、日本人の名前は確認されていません。
タイ側報道によると、タイへの救援要請が遅く、タイの消防車両が応援に到着した際には、既に建物全体が燃えており救出活動ができなかったそうです。
(1520更新)
ポイペトのカジノ火災で、本日朝にプノンペンから飛んで来た高官は、以下の通り
ソー・ケン 副首相兼内務大臣
カエ・キムヤン 副首相、元国軍総司令官
クン・キム 上級大臣兼国家災害対策委員会副委員長、元国軍参謀長
(2000更新)
ポイペトでも人身売買や強制労働の事件がここ数年の間に複数回ありました。自分の意思で部屋もしくはフロアから移動できなかった人が大量にいたとしたら、死亡者数は大きく動く可能性があります。停電したから電子ロックが開かずに部屋から出れなかったとの当局の説明には疑問があります。
(2200更新)
タイからの支援部隊は、いまだに行方不明者の安否確認が完了していない中、今晩20時に早々の帰国。カンボジア当局は、火災のあったカジノホテルは崩壊の危険性がありとして、今夕18時から救助の立ち入りを禁止した模様。
(30日0800更新)
捜索活動の再開を確認。
(30日1700更新)
ポイペト火災現場での第5軍管区副司令官セン・テアリン中将コメント。「39 時間にわたる捜索救助任務は15時10分に終了した」。捜索活動の撤収が始まっている模様。
当局発表による死者確認は25名に増えている。
(30日1820更新)
公式死亡者数は26人になるとの未確認情報。国籍内訳はタイ17、マレーシア1、ネパール1、不明7。
(30日2200更新)
ポイペトのカジノ火災に関する政府発表
ケン・ソメット国家警察副長官とオム・リットレイ・バンテイメンチェイ州知事は、12月28日23時45分発生のカジノ火災に対する捜索救助活動について発表。
死者26人(うち女性13人、性別不明1人)、重傷57人。全焼4棟、半壊3棟。
これで捜索は完全打ち切りのようです。
(31日1400更新)
31日朝、ポイペトで政府記者会見。参加はクンキム上級大臣兼国家災害対策委員会第一副委員長、ケン・ソメット国家警察副長官、オム・リットレイバンテイメンチェイ州知事。
タイからの様々な支援に感謝。死者26名、重傷者57名。火災発生時刻は28日の23時45分。完全に鎮火したのは30日の4時。犠牲者の捜索活動は30日の夕方で終了。
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