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【カンボジアニュース】外洋練習艦隊のシアヌークビル寄港


海上自衛隊は令和5年度外洋練習航海(部内)を2月7日(水)~3月14日にかけて実施中です。ブルネイを出航した練習艦隊は、本日2月22日から24日まで、カンボジアのシアヌークビル港に寄港し、次の寄港地ベトナムのハイフォンに向かいます。

外洋練習航海は実習員に対し、初級幹部自衛官として必要な実務上の知識や技能を実地に修得させ、諸外国との親善訓練等を実施させるとともに、南シナ海等の海域を航行することにより、諸外国の活動状況を理解させ、国際感覚をかん養させることを目的としています。


そういった意味からも、アメリカが懸念を表明し中国の支援で改修が進んでいるリアム海軍基地への寄港が期待されるところですが、従来通りシアヌークビル港への寄港となりました。尚、昨年12月には中国海軍のフリゲート艦文山号と巴中号がリアム海軍基地に寄港していることが確認されています。同じく昨年の11月には、中国海軍のミサイル駆逐艦やフリゲート艦が、ミャンマーのティラワ港に寄港しています。

護衛艦「すずなみ」 と練習艦「しまかぜ」の2艦からなる艦隊の指揮官は柳原誠第1練習隊司令です。護衛艦の寄港は、カンボジアとの友好親善の増進に加え「自由で開かれたインド太平洋」の実現に寄与するものと言えます。1990年代のUNTACでの国連軍派兵の寄港を別として、2000年から現在までシアヌークビル港には護衛艦が合計14回、のべ30艦艇寄港しています。昨年は2回寄港するなど、ここ数年はその頻度が高まっています。

明日23日には、在留邦人向けの特別公開が予定されているほか、カンボジア海軍とのリアム海軍基地での交流なども予定されているようです。

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