【カンボジアニュース】特殊詐欺に関与した邦人12人を保護
高収入を謳った虚偽の求人広告に騙され、カンボジアで特殊詐欺活動を強要された可能性のある日本人12人が、ベトナム国境のスヴァイリエン州バベットで、カンボジアの警察当局に保護されました。
今月3日に3人、7日に9人がそれぞれ保護されましたが、幹部ら数人が逃走し、当局が行方を追っています。昨年のプノンペンの摘発から逃走した幹部のうち2人は、隣国ベトナムに潜伏しているところを拘束されるなど、犯罪組織の連携や国際化が進んでいるとも言われており、今回の逃走経路も注目されます。
保護された日本人は、当初プノンペン都内にある中央保安局の秘密施設に勾留されていたと報じられており、今回の保護は通常の捜査活動ではなく、国家警察上層部からの指示があったことが窺えます。共同通信等の報道を纏めると、被害者が拠点から日本大使館に助けを求めたことから、大使館が国家警察に保護を要請し、指示を受けた現地警察がバベットの施設を捜索して救助した模様です。関係者によると、保護された12人の健康状態に問題はなく、暴行等は確認されていないようです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?