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フォニックスを学んでみよう!ルール一覧と効果的な学習法

子どもの英語学習で、よく聞く言葉が「フォニックス」。子ども向け英会話スクールで取り入れているところもある学習法ですが、日本の学校ではほとんど教えることがないため、日本人にはあまりなじみのない言葉かもしれません。そもそも、「フォニックス」とはどういうものなのでしょう。今日は、そのフォニックスについて詳しくご紹介します。


フォニックスって?

フォニックスは、英語の「音」と「文字」を結びつけることで子供たちに読み書きを教える方法のことです。
英語のアルファベットには、a(エイ)b(ビー)c(シー)d(ディー)と読むアルファベット通りの読み方の他に、a(ェア)、b(ブ)、c(ク)d(ドゥ)のように、文字の音で「音読み」する二通りの読み方があります。この、「音」での読み方を学ぶのがフォニックスです。例えば、appleと言いたいとき、aの発音は「エイ」ではなく「ェア」となるということを学んで、正しい発音を覚えていくのです。

日本で小さな子どもが音と文字を結びつけてひらがなを覚えていくように、ネイティブの子どもたちもこのフォニックスを最初に学んで単語を読むことができるようになっていきます。フォニックスは読み書きを覚えていく上でとても重要な過程なのです。

フォニックスの基本的なルール

基本的なフォニックスのルールは下記の通りです。

イメージを伝えるためカタカナ表記を用いていますが、
実際の発音はフォニックスを学んで習得しましょう!

フォニックスでの発音の仕方を覚えてくると、知らない単語も推測して発音できるようになってきます。
たとえば、hatなら、ハ・ェア・トゥ、dogならドゥ・オ・グ、のように、アルファベットの「音読み」を覚えると、単語を推測しながら読めるようになってきます。

1文字のほかに2文字の組み合わせの音も覚える

日本語の母音はa、i、u、e、oの5つしかありませんが、英語には母音が15個、子音(1文字)は21個あります(分類のしかたによって個数が異なる場合もあります。)日本語にない音がたくさんあるので、日本人にとって、英語の聞き取りや発音が難しく感じる要因となっています。
フォニックスでアルファベット1文字の「音読み」の仕方を学んだら、母音や子音の2文字が組み合わさったときの読み方も学び、音と文字を結び付けていきます。
たとえば、ooならzooやbook、chならlunch、thならthinkやthisというように、音と文字を紐付けていきます。

サイレントeのルール

フォニックスのルールで、サイレントeというものがあります。それは、最後にeがつくと、eは発音せず、eの前の母音(a、i、u、e、o)は「音読み」でなくアルファベット読みになるというルールです。
例えば、fineという単語は、フォニックスの通りに読むと「フヌエ」になりますが、語尾にeがあるのでeは消え、iはアルファベット読みのアイに変わり、発音は「フアイン」になります。
cakeなら、「ククエ」ではなく、「クエイク」のようになります。

フォニックスにあてはまらない例外の単語

では、フォニックスを覚えたら、すべてOKかといえばそうではありません。英語にはフォニックスのルールにあてはまらない単語が一定数存在します。たまにフォニックスのルール通りの読み方になっていない単語があるのは、そうした例外が存在するからです。
例えば、haveはフォニックスのルールでいくと、eは読まずにaがアルファベット読みの「エイ」となり、「ハエイヴ」となるはずですが、実際は「ハヴ」になる、といった具合です。そういった単語は、一つ一つ覚えていくしかありません。

英語圏の子どもがまず覚える単語に、Sight Words(サイトワーズ)というものがあります。sight(視覚)があらわすように、ぱっと見ですぐに理解する必要のある頻出単語です。Sight Wordsにはフォニックスにあてはまらない単語が多く含まれます。フォニックスで「音」のルールを学び、例外も含めた頻出単語も合わせて覚えていくことが、総合的な読み書きの力を伸ばすことにつながります。

フォニックスはネイティブの発音をまねるのが一番

お子さんがもしまだフォニックスで英語の音を学んだことがなければ、ぜひフォニックスで英語の音を学習してみることをお勧めします。単語が読めるようになるには、フォニックスでの「音」の読み方を押さえておくのが近道だからです。

ちなみに、ここまでカタカナを交えて音の説明をしてきましたが、実はフォニックスの発音をカタカナで覚えることはおすすめしません。カタカナで英語の音を正確に表すことはできないからです。英語を正しく発音できるようになるには、ネイティブの発音をしっかりと耳で聞いて、繰り返し発音して自分のものにしていくことが不可欠です。

お子さんとまず、フォニックスに慣れ親しんでみたい方は、Cambly Kidsの公式YouTubeの動画を活用してみてください。

Cambly Kidsは全員ネイティブ講師。発音は、ネイティブの先生から学ぶことが一番です。Cambly Kidsでは、フォニックスをイチから学ぶカリキュラムもご用意しています。ぜひ、フォニックスで英語の音の読み方を学んで、お子さんの読み書き・発音のスキルアップに役立ててください。

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