子供が生まれるまでの準備

 早いもので妻が臨月を迎え、来週には子供が生まれるだろうという状況だ。本当にあっという間だ。前回ブログを書いた10月初頭から軽く一ヶ月以上経っており、時の流れの速さを感じる。
 
 普段仕事中心の生活をしていると来週には子供が生まれるというのが、イマイチぴんとこないのが実感だ。決していいことではないのは承知しているが、体の変化の大きい女性と比べてその実感がわきにくいのは仕方がない。 
 ベビーグッズを揃え、扶養の手続きを調べたり名前を考えると、子供が生まれたらどんな生活になるのだろうと想像はする。親族に会って甥姪に会うとなおさら自分はどのように子供を育てるのだろうと思うことがある。
 しかし、もう一方の頭で明日の仕事はどんなことをすればいいかとか、どうこの仕事を片付けようかということが頭に残っている。さらに余裕があればドラムに関する動画を見て今後の練習法について考えたりと、子育て中どれだけドラムができるかもわからないのに、余計なことを考えたりする。どんな時代で、どんな状況で新しい子供が生まれるかは人によるだろうが、世の子供を産まない、産めない男性は多かれ少なかれ、こういうものなのかもしれないと思っている。

 あれこれ書いてきたが、来週にもなれば何もかも状況は変わるだろう。忙しい手続きや子育てに奔走される日々になることはもちろん、自分の子供ができたことに対する感じたことのない感動があるだろう。その時はその時で、できるだけ自分を見失わないように生きていきたい。

 さて、この数ヶ月は個人的な、大きい買い物をしてきた。子供が生まれたらそっちにお金も気持ちも目を向けがちで、自分のための買い物などできなくなるだろうと思ったのだ。前回ブログに書いた新しいスネアドラムの他に、練習用の本格的なパッド一式、本革のリュックやボストンバッグ、「CowboyBebop」25周年を記念した書籍など購入した。本当はもっとほしいものもあるのだけど、きりがないしお金も限度があるので、今のところはこんなところかな。
 ここ数ヶ月の大きな楽しみは月並みだけど、買い物だった。単に所有欲を満たすってだけじゃなく、ドラム製品のような、自分の成長にかなうようなものを思い切って買うと、なんだかスッキリする。本革の製品も、ずっとクリームなど塗って長く使えば経年変化を楽しめる。そういうものにお金を投資するのは、個人的には意味のあることだと思っている。

 また、会えてない人もいるけど、親戚や友達にもなんとか会うことができたし、好きな映画もたくさん観れた。バンド練習も久々に再開した。気分は不調続きのこの一年だったけど、その中ではここ数ヶ月はやっと自分の好きな世界を取り戻せてきた気がする。子供が生まれて生活が一変しても、こうした自分の好きな世界というのはどこかで大事にしていきたいな。

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