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やっぱりお前ら最高なんですけどーー!!!!

11月19日、実は横アリで伝説のライブが行われてたのをご存知でしょうか?

伝説っていうのは自分たちで言っていた。
それくらい自己肯定感が高い奴らが俺らの自己肯定感を上げてくれる最高のライブだった。
自己肯定感っていうか生きてて良いどころか生きてて良いとかそんなん知らねえよ!許可なんていらねえだろ!お前は生きろ!だって美しいんだから!うるせえ!生きろっつってんだよ!分かんねえのか!お前は最高なんだよ!ってデッケエ声で叫んでくれる、そんな最高の夜だった。

なんなら最初のオープニング映像から少し泣きそうになっていた。二年前の横アリはコロナ禍で0人、それでも懸命に声を届けてくれたけどやっぱり画面越しじゃなくて生で会いたいって思わせてくれるオープニングだった。

そして、最高にかっこいいロックスターの登場、いきなりミラクルをキミと起こしたいんだよって気合いの入ったスタートをかまし、自己紹介よりも先に俺らは歌に気持ちを乗せて届けてお前らを救いたいんだよって言ってるような感じだった。

三曲目あたりで世界をかえさせておくれよを歌い出して皆も合唱してて盛り上げまくって「今日も俺、めちゃくちゃギター上手いんですけどー!」って言っててなんかめちゃくちゃ笑いながら気づいたら泣いてた。ノリながら、歌いながら、泣いてた。妄想恋愛男子オーイェー!のとこめちゃくちゃ男の声感じて最高だったし女子のとこは可愛い感じで言わずもがな最高だし、何より本人たちがすっげえ楽しそうで良かった。

夜汽車に乗ってきたアイツもめちゃくちゃ魂こもっててなんでかわっかんねえけど涙が止まんねえ止まんねえ。勘弁してくれよ。

あの日のあの伝説のライブのあのロックスターは「泣いてねえよな!?泣くんじゃねえ!!笑え!!!」って言ってくれたけど泣いちまうよ、ごめんよ。だってカッケェんだもん。

アンコール含めて3時間半くらいあったけど、多分体感3時間くらい泣いてた気がする。水分不足で足が震えてしまうくらいには泣いてた。

一緒に歌いたいのに泣いてしまって、一生懸命歌ってくれているアイツらの歌声に応えるために振り上げた腕が思い出したように自分の涙を拭ってて目の前の景色がグチャグチャになったけど、ちゃんと耳と心には響いた。

視覚と聴覚が別の器官で良かった。


それでラヴィットの曲やるあたりまで泣いてて皆でLのポーズしたりしてMC入る前に曲の途中で思い出したかのように「あ、言い忘れてた。サンボマスターの山口でーす!」って言ってたのもおもろかった。
危ねぇ〜!ようやく元気と情緒を取り戻した。

はずだったのに青春狂騒曲のせいでまーたまた大号泣。イントロ流れた時点で「まさか!?」って顔してしまった。

俺ら世代にとって道徳のこころのノートより道徳や人生を教えてくれた大好きなナルトの曲だからめちゃくちゃテンション上がった。
何よりサビ部分をライブに来てたお客さんたちが一体となって合唱しててあぁ、かっこいいなぁ、最高の景色だなぁってまた泣きじゃくってしまった。


なんか、かっこいいロックバンドには単色のシンプルな照明で十分なんだよ、派手な照明演出なくてもかっこいいんだなって感じたね。

大画面に映るあのロックスター達の後ろ姿ですらカッコいいし、酸欠になりそうなくらい叫んで俺らに音楽を届けたいっていうのが十二分に伝わる。

青春狂騒曲で一体となった中、MC。
正直言ってめちゃくちゃ笑ったね。
話が上手いわ、そこも普通にすごい。
散々泣かせておいてめちゃくちゃ笑わせてくるのずるい。
しかも、優しいの。良いよ無理しないでって。バトルロワイヤルじゃないから笑 最後まで生き残ってたら勝ちとかじゃないよ、皆こうして生きてるだけで勝ちなんだから。って笑わせつつじんわりあったまる言葉をかけてくれる。

その後は受験生におすすめしたい曲ランキング3位には入ってくるであろう可能性を歌ってまた泣いた。
(個人的にあと二つにはピロウズのfunnybunnyとブルーハーツの人にやさしくが入ってきます。サンボからは可能性かできっこないをやらなくちゃをおすすめしたい。)
なんか、あん時頑張ってたなって、結果が良かった時もダメだった時も俺は頑張ってたなって改めて思える。
その後光のロックの時に皆で少年少女!青春爆走!って声出して、気持ちよくてカッコよくて笑いながらちょっとだけ涙が出た。
次に今回のライブでめちゃくちゃ大好きになったビューティフルって曲。
もうね、本当にこの曲ってマジでめちゃくちゃに、ただひたすらに真っ直ぐに伝えてくれるの。

美しい美しい美しいって静かに伝えてくれた後にビュティフォー!ビュティフォー!ビュティフォー!って叫んでくれて抑揚や緩急も重なって、世界中にロックンロールを流してくれって俺も思ってしまった。

真っ直ぐ人のために叫びながら歌える彼らはとてつもなくカッコいいし、俺らは美しいんだ。理由なんか要らねえよ。カッコいいんだ、美しいんだ、って歌声に乗せた山口の魂に殴られた気分だった。
ありがとうって心の底から感謝したい気持ちになれたし、誰かが挫けそうになった時はこの曲を聴いて欲しいって思うし、めちゃくちゃ音痴だけど誰よりも気持ちを込めて歌える自信すらついた。
あとごめん、さっき派手な照明なくてもカッケェって言ったけどあったら更にカッコよくなって最強優勝決め込んでるわ、めっちゃ良い。
背後に文字が出てきたんだけど、視覚と聴覚の暴力だった。
うるっせえ!!お前は美しいんだよ!!って全身全霊で伝えてくれてありがとう。

ラブソングをただの片想いやら両想いとかじゃなくてラブアンドピースの方で表現できるアーティストってそういない気がして、聴いてるだけで元気出るし、気づいたら涙も出る。

そのぬくもりに用があるとかは昔聴いてたけど久々に聴いたらめちゃくちゃカッコよかった。しゃがれ声がめちゃくちゃ良い。愛をうぁい!って感じで歌うし、確かこの曲のタイミングで「やっぱり俺、めちゃくちゃギター上手いんですけどーーー!!」って言ってて笑った。ラップ部分はライブで聴くと更にカッコよかった。

途中聴かなくなってたのが悔やまれるな。
昔は聴いてたっていうかほぼ音楽との出会いはサンボマスターだったな。
サンボマスターと俺の出会いから語らせてもらうと幼稚園くらいの小さい頃に親が何故か認知され始めくらいのサンボマスターの世界はそれを愛と呼ぶんだぜのDVD買ってきたのが始まりです。
テレビでずっと聴いてて最後のラブアンドピースがずっと「頑張って!」に聞こえてて親に笑われてたんだけど聞き間違いとかじゃなく多分そういう気持ちを乗せて歌ってるから幻聴を生み出してるんじゃないかって今なら思うよ。

その後は中学時代まであんまり聴いてなかったな。
TSUTAYAがまだサブスクの波に飲まれずに近所にあった頃、旧作一本無料の葉書が毎月来てて、その度に中1の誕プレでもらったウォークマンに何かしら沢山の曲入れるためにベストアルバム系を借りまくってた時に再会してまた聴くようになった。辛い時と受験期は本当にお世話になりました。

なんか、前にも話したけど、サブスクのオススメみたいなのじゃなくて動機や理由なんてなくて何気なく行った場所で出会ったもの、再会したものの方が印象に残るし、衝撃が大きい気がするな。
あの時借りたサンボ、BUMP、ピロウズ、Aqua Timez、クリープ、嵐、星野源、大塚愛、ブルーハーツ、サカナクション、backnumber、nico and touches the walls(系統がバラバラ過ぎるので、マジで曲数とかその時の趣味とか見てたドラマ、流行りとかが反映されまくってるな)は俺の好きな音楽というか音楽の価値観を形成してくれている気がする。
高校時代は軽音部と仲良くなって邦ロックと呼ばれるものも聴くようになったけど、でもベースは中学時代、TSUTAYAで借りてウォークマンで聴きながら訳もなく夕暮れに土手を歩く自分に酔いしれたあの時の音楽達だと思う。

そして、僕とサンボマスターの出会い、もっと言えば音楽との出会い、いわば原点である世界はそれを愛と呼ぶんだぜで踊るように飛び跳ねて声を出して笑いながら泣いて、愛と平和、ラブアンドピースを叫んでピースサインをサンボマスターに向けるっていう最高の思い出を足してくれた。愛と平和の場面やラブアンドピースの時にめちゃくちゃためて「今日俺らと伝説の作りにきた奴〜!?!?行けるよなあ〜!?!?」って言われて皆で叫んだの本当に全ストレス吹っ飛ぶくらい最高だった。

定番ばかりで申し訳ないけど
輝き出して走ってく、できっこないをやらなくちゃあたりは本当に辛い時と受験期にお世話になり過ぎて歌いながら毎度のこと泣いてしまう。笑えよって言ってくれてんのに泣いちゃう。

負けないでって言われると辛いときもあるけど、サンボマスターは自分を苦しめてる奴らに対してじゃなくて自分の心に対して言ってくれて自分を責めないでって言ってくれる。本当に一人でどうしようもない時にサンボマスターはちゃんと寄り添って優しい言葉を叫びながら言ってくれる。

できっこないをやらなくちゃに関しては塾講師のアルバイトをしてる僕にとっては生徒に一番オススメした曲だと思う。ピロウズのfunny bunnyかコレか。二択。基本的にこの二択。


どんなに打ちのめされたって悲しみに心を任せちゃだめだよ
君は今逃げたいっていうけどそれが本音なのかい
僕にはそうは思えないよ
何も実らなかったなんて悲しい言葉だよ
心を少しでも不安にさせちゃダメさ
明かりをともそう
諦めないでどんな時も
君ならできるんだどんなことも
今世界に一つだけの強い力を見たよ
君ならできないことだってできるんだ
本当さ嘘じゃないよ
今世界に一つだけの強い力を見たよ
アイワナビーア君の全て!!

この部分本当に辛い時の心境に全て語りかけてくれてる。
悲しみに心を任せちゃダメだよって優しく言ってくれてるんだけどこれは本当にそう。悲しみに持ってかれても良いことないからね。
逃げたいけど本当なら逃げたくないというか、なんでこっちが逃げなきゃいけないんだって思う時もあるし、本当は向かいたいのに逃げた方が楽だって諦めそうになってる時にも響くし、どんなこともできる!ほんとだよ!うそじゃないよ!って子供に励まされてるみたいだけどこういうシンプルな優しさが必要な時もあるんだよね。


そして花束が流れて会場入った時に配られた花達を近藤さんが束を持ちながら皆と花束を作るっていうアーティストとファンが一体となってライブを作ってる感じが出ててとてもほっこりした。その間山口さんが「今、近藤が〇〇時の方向におります…今しばらくお待ちください。」って何回も言って間をもたせてて笑った。
最後にお前らは花だから!美しいから!いなくていいわけねえだろ!って言ってくれてまた泣いちゃったよ。

からのアンコールで即興ソングをやるという離れ技をやりつつ、アンコールとは思えないくらい気持ちを込めてMC入れつつ二曲歌って、ロックンロールイズノットデッドで〆るっていう最高のロックスターっぷりを見せつけられた。
ロックンロールイズノットデッドって皆で合わせて歌ってる瞬間に思ったよ、ロックンロールは死なない、必要とする奴らがいる限り。俺や貴方や君や彼らやアイツらがいる限り。って。

アンコールであんなに叫んでくれるロックバンドなんてそうそういないよ。
終わった後も本当に本当に名残惜しそうにいっぱい話してくれたし、また来いよ!死ぬなよ!また俺らと会えよ!お前らが最高だって呪いかけてやんよ!どうだ!ざまぁみやがれ!って言ってくれてたのも最高だった。全方位に救いの手を伸ばしてくれるなんて疲れない?大丈夫?ってこっちまで優しくなれる人たちだった。

ロックンロールイズノットデッド!!!!!
俺や貴方やアイツらは永久に不滅!!!!!

辛い時はバカみたいに音量上げてバカみたいにしゃくりあげてバカみたいに声出してバカみたい泣いていいんだよ!!!

生きてりゃ良いことがあるなんて無責任なことを俺は言えないけど、生きてるだけで偉い、最高、美しいって言ってくれるバンドはいるよってことだけ教えるね。

じゃ、またね。ゆっくり休んでね。
また音楽の話しようね。

(書き足りてないこと、伝えきれてないことはたくさんあるので有名なファンのソノダマンさんの記事のURLを載せておきます。是非見てください。)

http://rocknrollisnotdead.jp/blog-entry-1309.html?sp

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