知的武装記 2022年09月18日(日)

野村総合研究所データサイエンスラボ著
「データサイエンティスト入門」
日本経済新聞出版 2021/12/16
https://www.amazon.co.jp/dp/4532114454/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_NKWBP3GEYSTH0079V4XJ

を読了した。
こういう雨のヒドイ日は読書が一番ということで、前々から読もう読もうと思いながら、業務に直結する本は読みたくなくて逃げていた本を読み切りました。

デジタル人材育成プロジェクトで気づいたこと

この9月から始まりました経産省のデジタル人材育成のプロジェクト「マナビDX Quest」に現在参加しています。様々な人と会話をするなかで、気づいたのは、今の会社はやはり最新のことをやっているんだな、と確信が持てました。年配のコンサルの方と会話しましたが、大体話に付いていけることと、ある程度対等に話せることが分かりました。

先端技術に関わる本音

 とはいえ、正直、入社してから常に思っていたのは、先端技術ばかりに目を奪われていて、本来の人間の本質を見失なっているようにみえていました。しかし、そもそも人が少ないというのはあるのだなと改めて実感し始めています。特に、この本を読んで、データ分析やAIが求められているものの、日本は極めて進んでいないことを実感しました。

裏側にあるものを見破る力

 とはいえ、進まない理由の裏側には日本人特有の文化や民族意識等が、残っているのだとも感じています。ベテランの人たちからすれば、便利になる!よりも自分たちの仕事が脅かされるといった感覚はぬぐえていないと思います。また、新しいものを入れるのを嫌がる気質が日本にはある気がします。そういう意味でも、人の心の内側や裏側を読み切る「教養」の重要性を感じました。しかし、この部分はあまりお金にならないという代償があります。

資本主義社会のルールの中で

 当然、資本主義社会なので、使用価値は求められます。「お金になるもの」は大事です。けれど、「お金にならないけれど、役立つもの」は沢山あるはず。かつ、「簡単には身に付けられないもの」が今、大事なのではないかと思っています。

 なので、これからは「お金に変換できる使用価値のあるもの」と「直接的にはお金に変換は出来ないけれど簡単には身に付かない役にたつもの」という二つの観点で自分自身を磨こうと思っています。

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