イランで起きていること

ソレイマニとは

イラン革命防衛隊「グッズ隊」の司令官。
イランの体制派は「英雄」として扱っている。
国内外にいる、自由化、民主主義を掲げる反体制派は「抑圧的独裁政権・暴力的側面」を挙げて批判している。

現在の、イラン・イスラム共和国の成り立ち

1979年「イスラム革命」により、親米政権を打倒し成立。
共和制をとりつつ「イスラム教シーア派」のイデオロギーでの統治
→西洋的な、自由、人権、民主主義を認めていない。
→反体制デモは、弾圧。
→女性は、ヒジャーブを外すと拘束。

革命防衛隊とは

革命体制を防衛するための組織。正規軍とは別組織。
グッズ隊は、国外工作に従事する部隊。
98年から、ソレイマニが司令官。
「英雄」とされたのは、最高指導者アリ・ハメネイの寵愛。
中東での覇権の確立という、至上目的の実現への貢献。
シーア派の弧」の形成任務、実現。
これらがあったからとされる。

最恐テロリストしての部隊

シーア派勢力に資金、武器の提供・支援で影響力を持つ。
イラク、レバノンを、実質的支配下に置く。
反対者は、ことごとく虐殺。
1万人ほどの兵士、破壊工作、要人暗殺、戦闘にも直接従事。
2011年 アサド政権側につく。反体制派の住民を包囲、餓死させる。
毒ガスを使用したとも。
2019年10月からイラクで発生している反体制デモ。この参加者を殺害しているのもシーア派民兵組織である。

ソレイマニ死亡のニュースで、シリア、イラクの両国で弾圧された人々の歓喜の映像が流れた。

一方「数百万人が殉教者ソレイマニ司令官の葬儀に参列」という国営メディアの報道。イランの「プロパガンダ」という反論もある。
→学生、公務員は葬儀の参列が義務。戦争犯罪人である、というイラン人の声が西側メディアが取り上げていない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?