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Lv.53→Lv.54

今日、またひとつ年を重ねました。

習熟度や経験値に関係なく、毎年必ずやってくる強制レベルアップの瞬間です。特にここ数年は、レベルアップするというよりも、むしろダウンしている感じの方が強くて、誕生日はあんまり嬉しくないというのが本音でした。
今年もその気持ちが全くないわけではないのですが、それでも、いつもよりは前向きな誕生日です。

去年、退職を決めてからずっと考えていたことの一つに、過去の自分を納得させたい、というものがありました。過去の自分は、やりたいことの芽を摘まれて、伸びかけた枝を切られたまま大きくなった自分の中に、それでも消えずに残っていてくれた、ある意味「本当の自分」でもあるのです。

どうして苦手なこと、嫌なことばかりさせられていたんだろう?
どうして得意なこと、好きなことはやらせてもらえなかったんだろう?

進路に限ったことではなく、小さい頃からずっとそうでした。

運動よりも座学が好きで、誰かといるよりも一人で絵を描いたりお話を考えることが好きで、女の子らしい格好よりも男の子みたいな格好をするのが好きだった自分に、一度思いっきり「本来やりたかったこと」をしてもらおう、と思っています。もちろん、当時望んでいた通りに何もかもができるわけではありません。それならそれで、諦めもつくのではないかと(ついて欲しいと)思います。

独学が主な手段にはなりますが、この一年を使って、IT関係の資格をいくつか取ろうと考えています。(実際にテキストを購入して、勉強を始めているものもあります)プログラミングも勉強します。それから、デジタルで絵を描くためのツールを、これは子供達の方が詳しいので教えてもらいながら準備していく予定です。(3Dモデリングもやりたいし、Live2Dもやりたいし……)

ついでにせっかくワードローブを整理したので、性別にあまりとらわれない好きな服を選んで、さらにはお仕事柄できなかった、かっこいい髪型や髪色やネイルや、ピアスなんかもしてみたいな、なんて思ったり。(まずは体型をどうにかこうにかしないことには)

これを一年でやり切るのは、欲張りだし詰め込んでいるなあと思います。新しいことをやるからには、年齢というのも低からず少なからず壁になるはずです。
それでも、今は不安よりも期待、ワクワクする気持ちの方がずっとずっと大きいです。

やりたいことを始めるのに、遅すぎるなんてことはありません。
ないと、信じます。

次のレベルアップは、習熟度も経験値もきっちり上げて、胸を張って悔いなくその瞬間を迎えたいと思います。


ところで今年の誕生日は、日付が変わった瞬間に子供たちがハッピーバースデーの歌を歌ってくれて、娘が私の好きな某さんのイラストを描いたものをプレゼントしてくれました。
親の贔屓目を抜きにしても、最高に可愛いイラストです。
ありがとう、一生の宝物にします。


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