見出し画像

リンゴ2024年1月号-1

①2024/01/13
「ランニングシューズ」
お気に入りのランニングシューズ。
この靴は、昨年の4月に梅田のアシックスストアで購入したもので、普段靴にお金をかけない私からすれば、結構な値段を払って手に入れた。

アシックスストアには足の計測機があって、足の詳細なサイズを無料で計測してもらえる。私の足の計測を終えると、「貴女の足は…この細身のシューズがピッタリですよ!」と店員は店の奥から靴の入った箱を持ってきた。

試しに履いてみると、確かに素晴らしく私の足にフィットしている。その当時私は「ジョギング中に靴の中で足が滑ったり動いたりしてしまう」という、走る用の靴に対して抱えていた不満があり、それと完全にお別れできるかもしれないと思うと、つい嬉しくなってその場で購入を決めたのだった。

それ以来走る時はずっとこの靴のお世話になっている。



②2024/01/14
「母のドラマベスト10」
昨日、久々に母に会って一緒に食事をした。

彼女と会うときは毎回、直近のテレビに関する話題になる。今回は最近始まったドラマについての話で、主演の男性俳優の演技が素晴らしい、という話だった。
「私が彼を初めて見たのは、20年以上前の舞台の上なのだけど、あまりに素晴らしい演技だったので、あれは誰?と驚いた」というのは母の言で、確か10年くらい前の朝ドラでブレイクするまで、その男性俳優の名前をテレビで見ることはほぼなかったので、母の先見の明には驚かされるばかりである。

また、母は昨年のテレビドラマなどで特によかったものをベスト10にしてまとめており、LINEなどで友人に共有しているようだ。私にも送ってほしい、と頼んだら、そのランキングが送られてきた。それがこの画像である。彼女のコンテンツに対する熱量が伝わってきて、ああやはり母は母なのだな、と元気そうで安心した。



③2024/01/16
「他人のスリッパを投げた話」
卒業間際の高校生の頃の話。

下駄箱のあたりを歩いていると3、4人ほどの同級生が雨除けのトタン屋根を見上げていたので、どうしたのか訊くと「うっかり上履きを屋根に上げてしまった、どう回収したものか」と困っていた。あれこれと手を尽くしたが、どうやら屋根の中央に乗ってしまったらしく回収は困難だと用務員のオッチャンも言っていたらしい。

彼の手にはもう片方の上履きが握られていたので、それを貸してもらって屋根の方へとポイっと投げた。「ああぁあ!なにすんねん!」と言われたが「どうせ卒業まであと数回しか来んのやし片方だけ持っててもしゃーないやろ、来賓用のスリッパ借りたら」と言うと「ああそうか」と彼は納得してスリッパを借りに行った。

その時の妙に納得しきってスッキリした彼の顔が印象に残っている。


④2024/01/17
「節制」
実は今年から少しだけ節制を心がけている。

先月1人でお酒を飲みすぎたので、今月から出来るだけ飲む回数を減らしていて、特に1人飲みはしないよう心がけている。必ず誰かの前で飲む。そう、その方が却って、飲酒した時の感動が増す、というのは思いがけない発見であった。

今日のビールは私にとって4日ぶりの飲酒である。
一緒にお店に来てくれた人はこの店の名物ビールを飲むのが初めてで、「めっちゃ泡たってるね!」と感動したように言うものだから、私のビールはますます美味しくなる。
楽しい話と美味しいビール。
「会話が上手い人と話すと、自分が会話上手になったように感じる」という言葉を思い出す。
お酒は節制しながらも、人との会話は節制せずに。
そうありたいものである。


次 「2024年1月号-2」
https://note.com/calm_whale779/n/n4f6f46b1b018

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?