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リンゴ2024年1月号-2

2024/01/19
⑤「マンゴスチン」
マンゴスチンという果物がある。

「はなかっぱ」で「果物の女王と呼ばれるくらいおいしい」そして「おいしすぎて皆がはなかっぱに媚びるようになる」(はなかっぱは自由にマンゴスチンを咲かせることができるため)という情報を得た。それを見て何としても実際にマンゴスチンを食べてみたい!と思ったのだがなかなか日本で買える場所を発見できず途方に暮れていたところ。

そしたらたまたま参加したタイフェスティバルでマンゴスチンの実物が売られていた。狂喜乱舞して私は即座に購入し、その場で食べたのであった。「思ってたのと違うなー」私の想像したマンゴスチンはもっと甘味と酸味が絶妙に絡み合う味だったのだが、実際は桃っぽいなにかであった。こういうのの方が世間ウケするのかな、そう思いながら帰路についた。



2024/1/19
⑥「いい文章」
すごくすごーくいい文章が書けた、嬉しい。

私のいう「いい文章」とは「自分の一部分をうまく切り取れた文章」のことである。もちろん「てにをは」の使い方や句読点の量が適切であることは大事なことだが、それよりも自分を切り取った文章から自分と同じ匂いを感じるかの方が余程大切である。

今回は久々に自分と同じ匂いの文章が書けたと思う。心地よい疲労と共に深呼吸すると自分の匂いがする。
すごくいい気持ちだ。

けれども、と私は思う。この文章を誰かに見せてしまったら、これはもはやいい文章ではなくて、自分の排泄物でしかなくなる。それは他人というものは自分と同じ読み方が決して出来ないからである。どうしても価値観の違いや内容の誤読が発生してしまうので、他人が文章に対してどんな感想を抱こうとも、もはやそれは私の排泄物にすぎないのである。


2024/01/20
⑦「備忘録」
最近は人と会って話すと文章を書く。

その人と話した内容を忘れるために文章を書く。そしてその人と再会する直前にその人について書いた文章を読む。ロードすることで前回の冒険から話を進めることが出来る。

これは別に特別なことをしているわけじゃなくて会社の事務仕事の延長だ。上司や先輩に言われたことは全部正確にメモを取る。もちろん最初から全ての要素をメモできるわけではないので気負わずにやる。たまに全然メモしてなかったところが、実は重要な要素だと後から分かることがある。気づいた時にすぐメモを取って、次は忘れないようにする。

ただこれだと毎日会う人の話をメモするのを出来てない時がある。毎日会う人たちとの会話は毎日発生するので、メモ忘れが頻繁するのである。そのときは出来なかった自分を責めない、相手も悪くない。ただ話した事をメモに写し取っていくだけ。


2024/01/21
⑧「ABCマート」
今日はスノーブーツなるものを見に行った。

来月札幌に旅行に行く際に母親から「スノーブーツがあるといい」とのアドバイスをもらったので、モンベルやら登山メーカーの靴を見に行った。そしたらまあなかなかいいお値段がする。「今回の旅行でしか履かないであろう靴にこの金額はちょっとな」などと思って、迷っていると母親から「ABCマートで4000円くらいのがあるよ」とのLINEがきた。

そーなんだーと思ってABCマートの店員さんに場所を聞くと「ウチでは扱ってないですねー」というので「店舗によって在庫が違うのかな」と思いつつも、まあ一通り見たら4000円のスノーブーツ、ちゃんとあるではないか。どないなっとんねん。かくして、今回のことで母親は「店員よりもABCマートの品揃えに詳しい人」という称号を得たのであった。


次 「2024年1月号-3」
https://note.com/calm_whale779/n/n78ff99c9b713


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