見出し画像

「日が暮れたら色違いの僕になるかも」 INIで刺さった歌詞たち

INIって楽曲が良い。
INIを知って半年と少し、初心者MINIが今思うINIの1番好きなポイントは、自分に刺さる曲が多いことと声質の違いが楽しいことだと思っています。
好きな歌詞や自分なりに解釈しているところなどをピックアップしました。ライブやイベントで歌詞の解釈に言及されてる場合、把握していないところもあります。




Do what you like

日が暮れたら色違いの僕になるかも

かわいい………………INI楽曲可愛部門優勝候補作品。
午後、楽な洋服を着て外に出掛ける。天気も最高。夕日の赤が僕に映って、お昼は白い僕だったけど、今は赤色になってるでしょ?みたいな解釈をしてます。しかも"色違いの僕になる"って断定じゃなくて、"かも"なの?色が変わるか変わらないか気まぐれでそれも良い。どっちにしてもこの日は素敵な休日であなたのものだよ、好きなもので囲まれて生きてね。

早く歩かないで瞳をいっぱい満たしたい

"瞳を満たす"って表現素敵だなと思う。このフレーズだけ見るとその瞳は何を満たすんだろう?となるけれど、白い未完成のマップを広げながらこれからその瞳で見つけに行くんだねと解釈できます。池﨑理人さんの無邪気な「満たした〜い!」がこの曲の開放的な様子を引き出してくれて大好きです。
笑い声が入っていたり楽器的に使われる声が入って遊び心抜群でずっとかわいい曲。


YOU IN

暗い道の中
涙が 溢れ出すほど、君に夢中

藤牧京介さんの心に眠ってる美しい日本語をもっと教えて。
「好きになりすぎてはいけない思い」などの意味が込められているとラジオで解釈を話されていたのを覚えています。
前半の歌詞は良い雰囲気だと思えるのに、最後まで聴くと、これは諦めの境地だったり、美しい思い出の話だったのかも…とひっくり返される構成がスマイレージの「ぁまのじゃく」のそれで、藤牧京介さん、つんく♂の才能だよと思ったりした。



AMAZE ME

午後12時
あの日ざし
えくぼのように
すっと胸に刻まれ

ショックを受けました。私が一生かけてもきっとこのような文章が出せることはない。「えくぼのように ずっと胸に刻まれ」これ。
自分はえくぼが無いのでまず尾崎匠海さんの深〜いえくぼを見た時にかなり感動したのですが、この作詞された方ってINIメンバーのえくぼのできる子の多さを見て思いついたんでしょうか。それともえくぼは日常的に見てて、サッと出てくるワードなんでしょうか。
MJ' diaryのタイの動画で、後藤威尊くんがえくぼを見せつけてきて、松田迅くんが、藤牧京介くんと尾崎匠海くんのえくぼを触っているどころかほじっているのを見て雷に打たれました。



LOUD

頷くだけの道は Blow up
戦うために向かえ偏見に

固定概念や偏見を壊すというテーマですが、もう本当にこのテーマをやってくれてありがとう。
INI楽曲の歌詞は全体通して「自分らしさ」や「ありのまま」に重きを置かれていると感じます。LOUDは自分らしくあったその先の、見られ方・自分で作っていた枠との戦いに思えます。
表舞台に出る職業の人は見た目で判断されがちです。見た目や職業で偏見を押し付けて良いものではないと、自戒にもなります。
クィアリーディングなんだけどマイノリティの人間が表明しているようにも思えます。そして、誰にだって何かしらマイノリティな側面はあるものだと思っています。誰も取りこぼさず皆で救われに行こう。枠を壊して行こうね。

掲げた声と 揺るがないPride

尾崎匠海さんがこのフレーズを3回も担っているのですが、すべて表現の仕方が違うことに尾崎プロ…(嗣永プロ…)のように完成されたプロアイドルの魅せ方を感じて仕方がありません。
LOUDが6月発売であることも運命的に捉えてしまいます。

LOUDのラスト、「光の彼方へLouder」のフレーズがありますが、Rocketeerの歌い出し「燃える光の果て」にも繋がり、INIの世界観が統一されているようで美しく思います。「燃える光の果て」がデビュー曲の一文目なの、かっこよすぎると思うんだよね。



Cardio

赤くなった空気の中に
君と俺を閉じ込める

イントロからアウトロまで緊張感の高い歌詞が続く中、ここだけ異様ではないですか?突然純文学が差し込まれてませんか。"君"への独占欲や切望が一気に溢れるこのフレーズの異様さが好きです。
このフレーズは髙塚大夢さんが歌っているのですが、歌詞的に情念を込める歌い方もできるけどあえてと淡々と歌ってると推測します。その淡々とした言い方と表情から、猟奇的だと恐れ抱かされます。

この喜悦は統制できない

喜悦の統制!??見たことない組み合わせの字面に惹かれます。許豊凡さんの声質の鋭さと、知的で聡明なフレーズのマッチ具合が抜群で好きです。

ファーストシングルのカップリング曲って、デビュー曲にしては渋かったり、デビュー時点でのアーティストにとっては挑戦的なものが置かれがちだと思っています。カップリングを異常に好きになりやすいタイプで、INIも例に漏れずそう感じたのが嬉しポイントでした。当時デビューを見ていた人にとってCardioはどんな第一印象だったのか気になります。



New day

必要なのはclassic
創造するよbasic
昨日の自分を脱ぎ捨てさあReset

「さあReset」でジャケットを脱ぐ振りが本当に良くて———めざましライブの藤牧京介様(様と呼ばずにいられない)のアップで悲鳴上がるのがコレオグラファーの思うツボに思えて気持ちがいい。

これ、「必要なのはclassic」の部分がどうにも刺さっているという話。
洋服の青山様のCMタイアップなので、"classic"は伝統的なスーツの美しさを伝えていきたい思いが込められているのだと受け取れるフレーズです。伝統を重んじつつ、自ら道を作り、昨日の自分を乗り越えて行くんだ!という、スーツを着用する業種の新社会人にこれほどピッタリな歌詞はありません。
「運命変わる それは今さ」「何にだってなれるはず」とかも自分を変えるための転職にも最高の歌詞だよね。本当に前向きになれます。

ここから日プ無印の話〜
この"classic"になぜ引っかかったかという前提の話で、笠原桃奈さんがオーディションに出ることを知ってから、日プを事前に履修するか〜と決心する間で、日プのYouTubeチャンネルで再生回数高い動画をザッと目を通していたんです。
その中でも日プ無印のYOUNGのパフォーマンスと歌詞と衣装が圧倒的に刺さって、「え……これが完成されるまでの経緯を知りたい…日プ予習しなきゃ」となっていたんです。なのでINIに辿り着くまでのきっかけが、桃奈の次にYOUNGでした。
YOUNGの歌詞の中でも"classic"が登場してきます。

みつけた Brand new 僕だけのドア
I don’t wanna classic 耳は傾けない

「I don’t wanna classic」は"古いやり方はしたくない"とかそれがメインの解釈で良いと思います。「耳は傾けない」に繋がるので音楽のクラシックとしての意味で、"古い音楽は聞かない"(新しい道を開くから)とかも掛かってきて凄くお洒落だなと思っています。
あとclassicはスラングとしては"最高"とも"最低"の意味もあるらしく、ここは明るく捉えるには難しいので、あるとすれば、"最低にはなりたくない"とか。これはちょっと微妙かも。(スラング詳しくないのでしっちゃかめっちゃか言ってる)
YOUNGは全体を通して、僕らは永遠に若い。11人に選ばれなかったとしても幸せを掴めよと祈り、美しく散るという解釈をしてますが、本当にプデュのファイナルに相応しく、残酷であり美しい楽曲だと思っています。(鶴房汐恩さんが赤いハンカチを撒くパートで目立ちたいからラッパー1を選んでいたの賢くて好き。)

YOUNGとNew dayはどちらも若さ、フレッシュさをテーマとしてるけど、classicという古典的・規範となるものへの向き合い方が対照的で面白いという話でした。


おわり

10 THINGSは別のnoteで描いたので割愛しますがちょっとズバ抜けて歌詞が好きなような気がしています。いつかYouTubeにダンプラとかパフォーマンス映像が上がると人に勧められやすいな。

最近になってINIもそうだけど健気なMINIのことを好きな気持ちが爆発しています。INIとMINIで↓このタグのやり取りをされていたことも知らなくて(こういう界隈では当たり前なのかもだけど)、お洒落で感動してました。
本当にMINIって可愛くて素敵な名前で好きです。INIありがとう。
#Special_Thanks_INI
#Special_Thanks_MINI


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?