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スマホをイーサネットテザリングで固定回線化する

AIによる記事の要約

この記事は、スマートフォンをイーサネットテザリングを使用して固定回線インターネット接続を作成することについてです。さまざまな方法とそれぞれの長所と短所について説明しています。著者は、テザリングがオフになる問題を回避するために、5V2A以上のUSB充電器を備えたRakuten Hand 5Gスマートフォンを使用することをお勧めします。その他のオプションには、モバイルWi-Fiルーター、LANケーブルとWi-Fiアクセスポイントを備えたモバイルWi-Fiルーター、またはホームWi-Fiルーターがあります。著者は、最適なオプションは個人のニーズと予算によって異なると結論付けています。
(Google Geminiを使用)


はじめに

Android 11で可能になったイーサネットテザリング
楽天で1円で買えるRakuten Hand 5Gでも使える機能なので、コレを使って固定回線っぽくしてしまおうと考える人はそこそこいるはず。
そこで個人的に色々調べたり試したりしたことを覚え書きにしておきたいと思います。

※この記事はできるだけ安さ優先で進めたいという気持ちが前提です。
※固定回線引けよという話もあると思いますが、そこまで使わないけど家のPCをネットに繋いでおきたいって用途もあるんですよ。
※あと田舎だと無駄に戸建てだったりするので、光を引くと微妙に値段が高かったりします。
※NURO来てません
※価格コムで調べれば2年契約の平均が安いプロバイダもありますが、引っ越す予定もあったり無かったりしますので、なるべく縛られない契約で考えます。

この構成の理由

携帯回線を固定回線っぽく使う方法は色々あります
それぞれの解説っぽいものや、利点など

モバイルWi-Fi系

ド安定で一番オススメ
ただし、家がデカかったり鉄筋コンクリート造の場合に出力不足を感じる可能性があります。家はコレが理由で断念しました。
あと楽天で1円で買えるRakuten WiFi Pocket 2Cは5Gに対応していないのもネックとなる点かもしれません。4Gでも気にしない人や、とにかく安上がりにしたい人はコレで良いと思います。

類似の手段として、スマホをテザリング専用機としてしまう方法もあります。忘れてしまいましたが、昔のPocket WiFiで海外の安いスマホが機種のラインナップにいたこともありました。
スマホの場合、専用機に比べると性能が劣るという意見があります。無線のアンテナは内蔵タイプになりますので、より中身が詰まっているスマホのほうが確かに不利かもしれません。また長時間の使用で本記事の症例のように、テザリングがオフになってしまうという書き込みもありました。

いずれにしろ
・排熱処理
・電源管理
・リピーターを使って広範囲をカバーする
・金属製のボウル等を使用して電波強度を上げる
等のワザを駆使すれば、モバイルWi-Fi系のみでも十分活用できると考えられます。
(いずれも自己責任でお願いします)


モバイルWi-Fi系 + LANの刺さるクレードル + Wi-Fiアクセスポイント(Wi-Fiルーターのブリッジモードなど)

次点でオススメ
中継機やルーターをブリッジモードにするなどしてLANケーブルで接続し、Wi-Fi強度を増すという作戦です。
今まで家で使用していたルーターなどがあるなら、差し替えるだけでプリンタやパソコン、IoT家電がそのまま利用できるのもお手軽と言えます。

節約手段として解約したSoftBank AirにLANケーブルを挿すことでアクセスポイントとして再利用するという安上がりな方法もあります。数百~数千円という値段で売っている同製品の再就職先として有力なのではないでしょうか。
(設定が必要です)
(最大64台とか128台とか繋げるらしいので利点は大きそうです)

ただし楽天で1円で買えるRakuten WiFi Pocket 2CはType-Cポートではありますがクレードルは存在せず、LANポートへの変換にも対応していないためこの作戦では使用できません。

Android 11スマホ + 有線LANアダプター + Wi-Fiアクセスポイント

今回の作戦です。
イーサネットテザリングに対応したスマホにType-CからLANへ変換するアダプターを介して、上記のようなアクセスポイントに接続します。基本は、上の作戦のモバイルWi-Fiルーターをスマホとアダプタに置き換えただけです。
1円で買えるRakuten Hand 5Gは名前の通り5Gに対応しているので最近の有力候補となり得ます。余っているAndroid11スマホをお持ちの場合も候補に上がるでしょう。
ただし、後述する理由によりテザリングがストップしてしまう場合があるので、お手軽に使いたい人には向かないといえます。
でも5G環境を構築するならコレが安く上がりますし、楽天モバイルで契約すれば無料で通話できる電話番号も1個手に入って家電話代わりにも使えるので、挑戦する者が後を絶ちません。(個人的感想です)

ホームWi-Fiルーター

これが使えるなら全て解決とも言えます
家用のWi-FiルーターにSIMカードが刺さるというものです。コンセントの電力で駆動し、バッテリーは内蔵していません。
WiMAXのHOMEシリーズや、先述のSoftBank Airが有名かと思います。ドコモのhome 5Gや楽天のRakuten Turboも台頭してきています。
楽天回線の場合にはIO-DATAのWN-CS300FRが人気のようですね。
確実な手段ですが値段が高いのがネックです。
契約料金が割高な場合があります。
本体の値段も、下手なスマホより高かったりします。SIMフリー機も高いですし、キャリア中古は使い勝手が悪い物が多いです。(他社bandに対応していない場合が多いように感じます。Softbank AirはIMEIロックがかかっていて、解除はできません)
ただし、WiMAXのHOMEシリーズを買ってpovoで運用する等の手段が可能ですので、契約するSIMによっては調査する価値はあります。


(番外編)iPhone + USB中継機 + アクセスポイント
    (もしくはUSB接続機能付きルーター)

USBテザリングをLANポートに変換するアダプタを使用したり、USBテザリング機能を使用できるルーターがあるなら、イーサネットテザリングに対応していないiPhoneや古いAndroidなどの端末でも同じような使用方法が出来ます。
(クレードルに対応していないモバイルWi-Fi系に対応しているかは不明です)
(格安SIMの管理人様によると、asus製ルーターについているUSBテザリングの機能ではHand,Hand 5G,Rakute Pocket Wi-Fi,iPhoneは使用できなかったそうです。より相性問題が発生しやすいと言えるかもしれません)

追記
asus製ルーターであるRT-AX3000にてRakuten WiFi Pocket 2CでのUSBテザリングが可能のようです。これはお勧めできそうな組み合わせですね!

このアダプターの場合、速度が限られるという点に注意が必要かもしれません。


以上の組み合わせがありますが、今回は
・使い放題で安いのでRakuten mobileで契約する
・Rakuten Hand 5Gが1円で購入できる
・うちの近所に来ていないけど将来的に5Gに対応したい
・なるべく安く済ませたい
以上4つの理由から、
Android 11スマホ + 有線LANアダプター + Wi-Fiアクセスポイント
という構成で話を進めていきたいと思います。

部品選定

ここより記事の本編となります。上記の
Android 11スマホ + 有線LANアダプター + Wi-Fiアクセスポイント
この作戦を、1円で買えるRakuten Hand 5Gを使用して実現していきます。

スマホ

何度も書いているようにRakuten Hand 5Gを使用します。
ただし、試験段階でPixel 7aを使用しましたのでそのことも併記します。
また、各サイトのレビューにはGalaxy等を使用された方の書き込みもありました。あわせて参照させていただきます。

有線LANアダプター

有名なのはこちら

大手のレビュー記事や、個人様のブログでも紹介されたりしています。
安心の国産。
しかし、後述するレビューにあるようにこの製品を使えばうまくいくというわけではないようです。
そして今回私は

こちらを使用しました。理由は安いからです。
まあそのぶん遅いのですが……家はまだ5Gが来ていないのでセーフということにしましょう。
こちらのレビューにもイーサネットテザリングで使用している方の書き込みがありましたので、大丈夫じゃないかと高をくくったのも理由の一つです。

Wi-Fiルーター

今回使用したのは、Aterm WG1200HS4です。
先月までRakuten光を契約しており、これは契約時に無料でもらった品です。光を解約したので、今回の固定回線化に挑戦したという寸法です。

しかし、最大15台ですか……
Softbank Airに負けたと思うとちょっと悔しいですね。
先述の通り、コレはWi-Fi強度を強めるだけの存在です。手に入ればなんでもいいと思います。

電源とケーブル

コレが今回の固定回線化、そして本記事の肝となります。
先に答えを書いてしまうと、Rakuten Hand 5Gに同梱されていた充電器とケーブルを使用しました。
その他に検証用として
・Digno Tの充電器に100均のMicro-B - Type-C変換アダプタ
(最大出力が550mAのため、バッテリー保護になるかと思いました)
・ELECOM製PDアダプタ
(18wのもの。パソコン工房で安売りしていたものを死蔵していました)

・Fire stick 4K 付属の充電器(5V1A)
・100均のUSB A-Cケーブル
・100均のType-Cケーブル(PD対応,USB2.0接続)
・ELECOM製PD対応Type-Cケーブル(型番不明・5年ほど前に購入・USB2.0では無いけれどGen何かは忘れ)
・温度ヒューズ付きType-Cケーブル
(加熱すると給電を停止する機能のついたケーブルです。こちらもPC工房でセールをしていたり、100均でも販売しているため手持ちにあるという方も多いと思います。失敗談レビューを見たため追加させていただきました)

よくある不具合と対処方法

さて。
この記事にたどり着いたということは、貴方もこの症状でお困りなのではと推察します。
Andoroid11スマホにUSB-LANアダプタを接続し、
設定>ネットワークとインターネット>アクセスポイントとテザリング>イーサネットテザリング

このチェックをオンにすれば、イーサネットテザリングが開始されます。

よくある不具合

しかし、なぜかしばらく経つと勝手にチェックが外れてネットが切れてしまうことがあります。
さらにはグレーアウトして、USBを接続しなおさないと再びイーサネットテザリングが開始できない場合もあります。

原因として挙げられている意見は

・熱
通信や充電を続けることでスマホ本体が熱を持ちます。
スマホによっては、加熱すると自動で機能を制限し、テザリングを解除してしまうものもあります。
とりあえずケース類は外し、場合によっては強制冷却するしかないかもしれません。

・アダプターの給電方法の違いによる停止
USBのバスパワーで駆動するアダプターではありますが、今回使用方法ではアダプターに電源を接続して、給電しながらの使用が前提となります。
そうすると、充電が停止した際に、駆動用電源の供給先の変更がうまく行えずに、テザリングが停止してしまうのではないかという推測が価格コムやAmazonのレビューページに書き込みされていました。

今回使用した安いものだけではなくレビューの多いGOPPAのものでも、ケーブルの温度ヒューズやトリクル充電機能のある充電器による給電停止によって動作が止まったとの報告がなされていました。

相性問題の可能性もありますが、後述の充電機器の変更で改善する場合があります。

・スマホの仕様としての停止
バスパワー関連が原因ではなく、給電がカットされると仕様としてテザリングが止まる場合も考えられます。これはスマホ側の機能として充電を停止する場合ではなく、充電器やケーブルの安全装置等が機能して意図しない停止が起こった場合のことです。

高性能な充電器や温度ヒューズ入りの高性能ケーブルをあえてやめてみたり、逆に電力食いならPDにしてみたり。

スマホが無線充電に対応しているなら、最初から給電機能の無いLANアダプターにしてしまうのも手かもしれません。

・その他のスマホの特性
スマホによりますし、同じスマホでも様々な症状がレビューされています。
ココは個人的には検証しきれません。心苦しいですが、みなさんの環境で色々試してみられてください。以下のような説がありました。
 4Gと5Gの切り替え時に停止したので4G固定
 開発者向けオプションで自動スリープをオフにする
 スマホを初期化したり、裏で動きそうなアプリを削除する
 マクロを組めるアプリなどでイーサネットテザリングがオフの場合はオンにする、などのマクロを組む(ただしグレーアウトする場合はダメかもしれません)(私は実践しませんでしたが、試された方は画面タップを組まれたようです)

今回の対処方法(急いでる人はココが結論です)

私の環境では、初期化や開発者向けオプションなどを試しましたが、頻繁に接続が切断する症状を解決できませんでした。
上記のAmazonレビューを発見したのを機に、電源の交換を試すことにしました。部品選定-電源とケーブルの部分にも書いたように、とりあえず家にあった電源をそろえてみました。

・京セラ製550mA充電器
失敗しました。
バッテリー保護の観点から低電力の充電器を採用しましたが、頻繁に接続が解除されました。
イーサネットテザリングのチェックも毎回グレーアウトして再開不能となります。(ケーブルを接続しなおせば再開できました)

・PD充電器
失敗しました。
こちらは同じように接続が途切れ、グレーアウトも同じ症状となりました。
ケーブルも3種類を試しましたが、どれも同じ結果でした。

※しかし、Galaxyユーザーの方のレビューによると、PD充電器でないとうまく行かないという書き込みがありました。

※逆に私の常用しているPixel 7aの場合、PD充電器だと接続が途切れました。
京セラ製550mA充電器ですと表示はグレーアウトしましたが、こちらはなぜか接続は途切れませんでした。そのまま一晩明けても大丈夫でした。

※今回の場合はそれぞれ相性が悪かったのかもしれませんが、他のスマホや下手すると他のRakuten Hand 5Gの場合でも、PD充電器でなければ固定運用できない場合や、低電力アダプタで成功する場合もあるかもしれません。

・Rakuten Hand 5Gに同梱されていた充電器とUSB A-Cケーブル(5V2A)
成功しました。
今のところ、途切れずに使用できています。
Rakuten Hand 5Gに搭載されているトリクル充電モード
(充電開始18時間で充電停止→50%まで低下→充電再開→70%で充電停止→70%あたりをキープ)
に突入しましたが、充電停止時も充電再開時もイーサネットテザリングが止まる事はありませんでした。
また、100均のケーブルでも問題なく動作しました。

・Fire stick 4K 付属の充電器(5V1A)
失敗しました。
グレーアウト・抜き差ししないと再開不能と、同じ症状でした。
仮にもスティック型コンピューターを動かす電源だからパワーもあるのかと思いましたが、よく見ると出力は1Aでした。

よって、Rakuten Hand 5Gを固定でイーサネットテザリングする場合
出力が5V2A以上の充電器が必要ではないかと推察されます。
(2A未満またはPD出力の充電器の場合、途切れるようです)

まとめ


というわけで、今回は「最初から使っておけよ」と言われそうな純正ACアダプタを使ったら安い機材の組み合わせでもRakuten Mobile回線をなんちゃって固定回線に出来たよ!!という文章でした。

個人的に電源やケーブルの選定は盲点に思えたので、こうして書かせていただいた次第です。

Amazonや価格コム、Xにレビューや対策を投げてくださったみなさん、本当に為になりました。ありがとうございました。

X(Twitter)に書いても良かったのですが、短くまとめるスキルがありませんので
初めてnoteに書かせていただきました。
拙いというか無駄に長い文章でしたが、最後までお読みくださり感謝します。

たっつん

追記1
PCからスピードテストしたら、なぜか110bpsと表記されました。このアダプターは上限100のハズなのに……?
というか4Gにしては速すぎるような気がします。5Gが家にも来たのかな?
追記2
17TBは凄いっすね。PCでコンテンツを消費するだけなら500GBくらいが上限ではないかと思います。それ以上となると、動画のアップロードとかが必要かな?

参照させていただいた資料


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