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全然話が聞けていなかった私。『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んで

さとゆみさん(ライター:ライティング講座も主催されている)との面談で、お店の取材の話になった。「意外なことが聞けないのは、自分の想定内のことしか聞いていないからではないか」という話になった。これは、話が深掘りできなかったということである。

私は、なんで深掘りできないのだろう。

『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉氏:著)を読んでいて、なるほど、と合点がいった。

“聞く”と“ちゃんと聞く”の間には大きな溝がある。話を聞いているのに、聞けない人がいる。それは、「自分の認識できたこと」だけ切り取って、話を聞いていることである。

このような内容のことが書いてあった。
話を聞く姿勢であっても、ちゃんと相手の話に向き合ってない。
私は、これに当たるのではないか。
相手が何か有益なことを言っていたとしても、私がそれを取りこぼしていたのだ。言葉の端々に、大切なポイントがあったかもしれないのに。勝手に解釈して、自分に都合のよい部分だけ切り取っていることが多いのでは。

さらに、こんなことが書いてある。

他人が話しているときに、自分が話すことを考えていないか。
相手のことを考えているようで、自分が次に話すことを考えながら聞いているのは自己中心的。「答えありき」でインタビューする人も、相手の話を聞いているようで、言いたいことで頭がいっぱい。

まさしく、私がこれである。相手が話しているときに、自分の頭が忙しいのは、次に私が話すことを考えているから。
この質問を次にしようとか。

娘にもいつも指摘されてしまう。娘が話し出すと、すぐに自分の話に話題を持って行く癖があると。これは本当に反省すべき点である。

「相手が何を言いたいのだろうか」を真剣に考える。それは、相手に敬意を表すことになる。

私は、本当に自己中心的だと思ってしまった。
黙って聞いているようで、肝心なことが聞けていない。
それが、相手に敬意を表していないことになるなんて。もう本当に失礼すぎる。

娘や夫に対しても。まずは身近な人から「聞くこと」に集中しよう。
「今まで、自分の主張したいことばかり喋ってしまってごめんね」と言いたい。



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