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私に足りない娘のマメさ

今日は、娘の会社の同僚が辞める日だったそうだ。娘は、お菓子とともに手紙を渡したという。そんなところがすごいな、と思ってしまう。
そう言えば、高校か大学のバイト先でも、よく手紙を書いていたっけ。実にマメである。

テキストデータでやり取りする時代には、手書きの手紙は大変貴重だ。わざわざ紙を選び、ペンで書くのは、私にはハードルが高い行為になってしまった。相手のことを想い、間違えないように字をつづる。それも下手な字だと、余計に心の負担が重くなる。
私は、年賀状でやり取りする習慣を断捨離してしまった。

自分がやらないから、手紙を書くことがすごいことに思える。もらった人は、きっと嬉しいに違いない。
きちんと自分の想いを文字で伝えるので、娘は人とも深く付き合えるのだろう。

娘は、同僚からお茶に誘ってもらい、会社の実態などいろいろなことが聞けたそうだ。

それから、娘はよく人の誕生日や細かいことに気がつく。相手が喜ぶ顔が見たいからと、プレゼントも前々から用意しておく。マメだな。いつも直前にアタフタしてしまう私とは、大違い。
誕生日や結婚祝い、常に何かしら用意している。身の周りの人に気を配る姿勢を、学ばないとな。

自分のことばかり考えているのを反省する。周りの人を喜ばせたい、という奉仕の心が自分には足りないのだろうか。

あの友だち、どうしているかな、と心に浮かぶことはしょっちゅうだ。だが、思うだけで、次の行動にはつながらない。

手紙は私にはハードルが高い。せめてメールで想いを伝えてみようか。
そう思っても、修道女となったM子はどうなった? カナダに行ったKは? イラストレーターになりたいと言ってたH子は?

これだから筆不精は困る。住所どころか、メールアドレスも不明な人ばかりだ。

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