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”Heart of Gold (孤独の旅路)/ Neil Young”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。
 
ニール・ヤングは1945年カナダ出身のフォーク系シンガー・ソングライターです。主にアメリカ西海岸のミュージシャンとの交流を経て72年にソロ4枚目のアルバム『ハーヴェスト』をリリース。US、UK、カナダで1位を獲得する大ヒットとなりました。

このアルバムからシングルカットされたのが、この「Heart of Gold (邦題: 孤独の旅路)」です。彼のシングルで唯一のUS1位を獲得します。

フォーキーなアレンジに、ブルース・ハープのソロという至ってシンプルなアレンジ。朴訥と歌い上げるスタイルが良いですね。バックボーカルはジェイムス・テイラーとリンダ・ロンシュタッドと大御所のご参加です。 

当時のこうしたスタイルの音楽には、ともかく社会的なメッセージが含まれていないとダメみたいです。特にウェスト・コースト系はそうした傾向が強いようです。この「孤独の…」も、自身のあるべき生き方を求めて彷徨う旅人といった体で、反戦運動や人種差別などの社会問題に抗うものの、抵抗空しく味わう挫折感を歌っています。 

必ず見つかるはずだと、見つかるはずもないものを探している・・・ま、これが青春ですね。

当時の深夜放送の聴取者からのハガキの多くは、こうした悩み相談か、そんな社会問題など関係なく、恋愛に熱中するなど、青春時代を謳歌するメッセージに溢れていました。ラジオDJの「うん、君の気持ちは良く分かる。そんな君の気持ちにピッタリの曲を送るよ・・・」と、この曲を聞いたような気がします(創作ありw)。

彼の風貌とともに歌唱スタイルやメッセージ性に富んだ楽曲など、カリスマ感満載です。この曲にちなんで「孤独のレジェンド」などとも呼ばれていたそうです。


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

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