子ねこがわが家にやってきたその12
おにいちゃんとねこのこと
おにいちゃんは現在中学生。
動物大好きな妹とは違って、
おにいちゃんはそこまで動物に興味がないように見え、
ここでねこのことを書いていると滅多に登場することがない。
今日は、ねこが来たことによりおにいちゃんに訪れた変化について、記録しておこうと思う。
おにいちゃんについて他己紹介
おにいちゃんは、元々とても穏やかでおっとりした子どもだった。
幼稚園のころは特に、洋服は綺麗なまま洗濯された。
そして、女の子に間違われるほどのかわいさだった。(※ここらへんは
親バカが入っているので、多少引き算してくだされば幸いです)
とにかく怒らない。優しい。
石橋をたたき割り、なんならその石を蹴り上げながら全速力で走る傷だらけの妹に対しておにいちゃんは押され気味であった。
そんな彼も小中学校で揉まれ、次第に強さが見えるようになってきた。
そして現在反抗期に突入しつつある。
ちなみに反抗しはじめた一番最初の相手は妹たみちゃんである。
中二病発症
最近の彼は、髪の毛を切ることを大変嫌がるようになってきた。
以前から面倒くさがりな面はあったが、親が「切りましょう」と言えばしぶしぶながらも切っていた。
しかし、今は断固拒否をする。
どうしてもいやだと言い、お父さんからもらった散髪代を手持無沙汰にしている。わかった、お母さんが代わりに切るのはどうかと提案したところ、
最初は嫌がっていたものの、切らせてくれることに。
しかしだ、
わたしはずぶの素人だ。
当然のごとく失敗し、なんだか卵の帽子をかぶったカリメロみたいになっちゃったのだ。
16秒あたりの画像、そう!これだ!
痛恨の極み。
しかし、彼はこれでいいと言う。大丈夫?アシンメトリーになってしまったが・・・
帰宅したお父さん、そんな奇妙な髪型を見て「一応切ったんだ」という認識を持った。それでおとがめなしとなりそのままに。
そこから2カ月経ったらこうなってしまった、 これだー!1,2,3・・・
おにいちゃんにそっくりな髪型の男子が見つかる。
おにいちゃん、クラスの女子に「ないものねだり、見てみ。お前の髪型にそっくり」と言われたそうで、
見てみたら本当に自分にそっくりだったと言う。
42秒あたりの画像・・・
わたしも見て驚いた。彼の、右側が伸びたかんじの前髪
まさにそのまま。
さらに追い打ちをかけたのは、これだった。
YouTubeのコメント欄である。
たしかに・・・。
おにいちゃん、学校で大丈夫???
でもさ、中学生くらいの時って、髪の毛でいろんなものをブロックするっていうの、わたしにもあったなーって思い出して
そういえばわたしも中学生のころ、カリメロだった。
話しが脱線してしまったが、そういうおにいちゃんです。
兄のこれまでの動物との接触史
グッピーが来た時、ほぼスルー。
過去に1週間単位でやって来た預かりネコたちにも淡泊だった。
キャラメル色のネコが彼の布団をおしっこで濡らしたときも、
はちわれネコがブランコに乗ってかわいくゆらゆらしていたときも、
いつもと変わらなかった。
はちわれネコのときは、1回だけ触った。
が、それからは関わろうとしなかった・・・からの、現在だ。
飼うかどうかの家族会議で
今回、ねこさんが家に来てから
家族で話し合う機会を持った。
お父さんは、あまり自分の意見や考えを言わない人だが、
今回のねこさんに関しては『飼う』にイエスなかんじだった。
「みんなで飼うのであれば。」と言った。
たみちゃんが動物好きなのを前々から知っているから、そろそろとおもったのかもしれない。
お兄ちゃんは、こう言った。
「本当に飼えるのか、命に対して責任が持てるのかっていうところじゃない?たみちゃんさ、本当に責任もって育てられるの?」
これにはたみちゃん、ぐぐぅっとなった。
自信満々で「命に責任持てるよ」と断言するのは逆に無責任な気がするし、
だからといって「責任なんて持てないよ」とも言えないかんじ。
その問いはどちらの答えでも感触がよくないのだった。
それぞれが持つ「飼う」についての考え、捉え方が異なっているようにも感じられた。
わたしは気持ちのままに言ってみた。
「お母さんは飼いたい気持ちはあるけど、正直、本当に飼えるのかどうか自信がないよ。
おにいちゃんがお腹にいた時、たみちゃんがお腹にいた時も、同じかんじのこと思ってたよ。本当に育てられるのかなって。責任持てるのかなって。」
「・・・」
これには発言者以外の家族全員が驚いた顔をした。
みんなの心の声が聞こえてきたような。
(ねねね、ねこと一緒かよ!?)
でも、わたしはあの時本当にそう思っていた。授かったのはとても嬉しいけれど、とても不安だった。尊い命を前にして、大丈夫かな、育てられるのかなって。
動物を飼う前提条件をクリアしているのならば、
どうあったらみんなが幸せに暮らせるのか、
みんなで補いあいながら、協力しながらねこを育てよう。
ねこと一緒に暮らそう。
だいじょうぶだよ。
そのことばが聞きたかったのかもしれない。
おにいちゃんと眠田権左衛門
ところで、おにいちゃんには、眠田権左衛門(ねむたごんざえもん)と名付けたぬいぐるみがいる。
姿勢矯正ぬいぐるみだ。
去年のクリスマスプレゼントにあげたもの。
彼は勉強する時にどうしても猫背になってしまう。
そんな時、眠田権左衛門を抱っこすると背筋が伸びるのだ。
眠田に伸ばされてる感はなく、眠田を抱っこしてる感に癒される。
しかし彼は勉強する時には眠田を抱っこしない。
お父さんに叱られたとき、妹とけんかをしたとき、学校で疲れたとき、眠田権左衛門を抱えて眠るのだ。
そう、眠田はおにいちゃんのかさついた心をなぐさめてくれる存在なのだ。
ねこをだっこする
最近は、ふと気づくと、彼は眠田ではなくねこさんを抱っこしている時がある。
ふわふわであたたかくて、やわらかいねこさん、
抱っこするだけで救われているのかもしれないと思う。
何も言わなくていい。
そのあたたかい生き物に触れるだけで
こわばった肩の力が抜け、ほっと一息つけるんだ。
今は積極的な関わりはない
と言えども普段の食事やトイレのお世話は彼は今はしていない。
もちろん、わたしがお願いすればやってくれる。
ここはお父さんも同じ。
ゆっくりゆっくりと思っている。