鳥居強右衛門(とりいすねえもん)は地元の歌舞伎でも上演
2023年の大河ドラマ「どうする家康」で話題になっている「鳥居強右衛門」は、地元の名も無き下級武士。籠城中の長篠城の危機を岡崎に知らせるため城を抜け出し泳ぎ走り、援軍要請をしたのち、城に戻ろうとして捕まってしまう。
平成23年に新城歌舞伎公演で上演された歌舞伎では、鳥居強右衛門役が女子高校生だったことを考慮して、ふんどし姿での磔をやめ、槍で突く直前に幕をひいた。
「みたか、これが三河の戦国武士!」のセリフで息絶える
待てまて!その方 怪しい奴!
いかにも、ワシは百姓ではない! 長篠 鳥居強右衛門だ!
「援軍は来ぬ!一言でよい」
「長篠の方々~~~!」
援軍は、くるぞ~~ 今 牛久保の城じゃぁ~~
皆の衆~~ あと二日のしんぼうじゃぁ~~
見たか!これが三河の戦国武士じゃぁ~~
討てぇ~~~!!
この歌舞伎は、平成23年に上演された後、数年後、場所とメンバーを変え一度上演されました。そんな地元の英雄「鳥居強右衛門」が大河ドラマで全国の人たちに知られたことはとても嬉しいです。
戦国天正合戦絵巻「長篠の戦い」第二幕 強右衛門磔の場
追記:
令和6年(2024)新城歌舞伎で、第一幕 援軍要請の場 を初披露することになりました。