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ついてないと思っていたけれど ほっこりすることも多くて

最近どうもついてなかった。
水筒のお茶が漏れて鞄の中がお茶まみれ。
出社して荷物を全て広げて少しでも乾かすことにした。
あー、なんかついてない。
その日はどうも気温の上がり下がりにもついていくのが辛かった。

帰宅後びしょびしょのポーチやらマスクケース、そして鞄を洗った。

次の日、夜7時以降に届くという連絡のあった荷物を受け取るために早めに退勤した。
家が近づいたので鍵を探そうとした途端、嫌な予感がした。
そうだ、洗った鞄から鍵を出した記憶がない。

家に入れなかった。

鍵を忘れた場合、大人はカフェなどへ行って家族が帰るまでのんびり過ごすはずなのに。
荷物を受け取らなくてはいけないので家の前で待つしかない。
7時5分前までは近くの広場のベンチに座っていた。そして7時に家の前に着くようにした。

ドアノブにランドセル、ではなくて鞄をかけて待っていた。
小学生みたいだなあと自分で自分を笑ってしまった。
近所の人も不思議に思っているだろうなあ。
体を左右に動かしたりしながら過ごした。
荷物が早いか夫が早いか。

幸い夫が早く帰ってきたので待つこと1時間くらいで家に入れた。
帰ってくるのが見えた時はブンブン手まで振った。笑える。

家に入ると少し体が冷えていたからか部屋の中が暖かく感じてなんだかほっこりした。家に入れてよかった。
姉がLINEで「もう入れたかな?」と聞いてきた。「うん。」
気づかってくれて嬉しい。
気持ちがまたほっこりした。

荷物は叔母からのさつまいも。
これまた嬉しい。
ご近所さんにもお裾分けをしたら、大好きなのよと喜んでくれた。
鍵を忘れて家の前でしばらく立ってましたという話もして笑ってもらった。

ついてなかったことより、ほっこりしたことのほうがやっぱり多い。

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