見出し画像

意外なところでつまずく ひらがなを習うようになって絵本が読めなくなった

娘が2、3歳の頃、バーバパパという絵本をよく読んでやっていた。
娘はその本が大好きで私の膝の上で繰り返し見ていた。
4歳くらいになると自分でも読むようになった。
声に出してすごく上手に読む。
私の抑揚まで真似をしていた。
ページをめくるタイミングも、ちゃんとそのページを読み終えてからだ。
周りの人は字が読めるの?と驚いていたが、私とそっくりに読むからどう考えても娘の暗記力というかモノマネ力だなと確信していた。
メロディのように覚えてるんだろう。

小学校に入っていよいよひらがなを習うようになった。
ひとつひとつ書きながら読んで覚えようとしている。

そしてバーバパパを開くと…

全く読めなくなっていた。
かわいそー。
あんなにリズム良く覚えて声に出していたのに。
文字をひとつひとつ、習った形を思い出しながら読まなくてはならなくなったからそりゃもう大変。
本人もなんかおかしい、みたいに首を傾げながら、そして照れ笑いしながらポツリポツリと読む。
あんなに流暢に読めていたのに。
きっと話の内容もわかんなくなっただろうなあ。2人して笑った。

私がクリスマスソングの「もろびとこぞりて」を外国語と思って聞こえるまま歌っていたのに、大きくなって歌詞を見て、しかも漢字で「諸人挙りて」と書かれているのを見てたちまちポツリポツリとしか読めなかったのを思い出した。

まるで一緒。
親子揃ってかわいそー。笑う〜。

私たち親子は学び始めると意外なところでつまずく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?