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いのち短し 短編ながし

最近の本の蒐集は、もっぱら『短編』物を集めることが多い。

ここ数年、音楽も前ほど聴かなくなったし、テレビも殆ど見なくなった。
好きだったアプリゲームも、いつの間にか自分の中で追い込んでプレイしている節もあって結局やらなくなってしまった。

自分の中で、今までと全く違う価値観や嗜好が出来上がっていっている気がしている。
その中でも、
「流石に拙いのでは?」という何に対してか分からぬ焦燥感と
「読んだ事のない物を読んでみよう」という無鉄砲な好奇心だけは一丁前に持ち合わせていたので、未だに蒐集を続けている本の中でも短編系を最近は集めて読み始めていた。

前々から持っている星新一や山川方夫は、未だに細々と読み進めたりしなかったりしながら
今まで女流作家の作品にはとんと触れてこなかったのにヴァージニア・ウルフを読んだり
「文体練習」を読んで以来、気になっていたレーモン・クノーの実験的な短編集を読んでみたり

表題作が好きで衝動的に買った阿刀田高の「コーヒー党奇談」も、少しずつ読み進めている。
少しエロティックな雰囲気がありながらも、ミステリーな人間模様がとても好みな短編集なのでイチオシである。

前まで音楽を手当たり次第色んなジャンルを聴いていた時もそうだが
別段、こういう読み方をしたところで何かが大きく変わるとは思わない。
だけど、やってみると中々面白いので自分の中ではこういう作品との触れ合い方が性に合ってるのかもしれない。

ただ、大量に貯め込んでいる本を生きている内に読み終えれるかは分からないが。

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