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オンゲキ運指組み替え論 B

どうも、Y . Yushi です。 11〜14歳のロリが一番好きです。
本記事は、前回 PUC Advent Calendar 2022 12/20 で書いた オンゲキ運指組み替え論 A の続きとなっています。

前回の記事はこちら↓


前回の記事では基本的なことから少し応用的な内容まで扱いましたが、今回は高難易度でよく出てくる配置など、より実践的な内容になります。と言っても今回も組み替えを紹介する感じなので参考程度に考えてもらえれば幸いです。



9.  組み替えのポイント その 2

まずはじめに前回同様、自分が組み替えをする上で意識している点を紹介します。こちらも前回より少し実践的な内容になります。


Point 5.  余分にボタンを叩いて単純な配置に組み替える

組み替えをする上でのデメリットの 1 つとして、視覚情報と脳内情報に大きな差がある というものがあります。これはオンゲキ特有の組み替えの自由さによるもので、座学で頑張って組み替えをしても実際に流れてくるノーツはもちろん元配置のままであるため、脳内ではわかってるのに実際に手が動かない、なんていうことが多々あるかと思います。

よって、なるべく単純で覚えやすい配置にして "実用的" な組み替えをしましょう。その方法の例の 1 つが、余分にボタンを叩くというものです。

右手を赤青で処理すると脳死で叩けます


右手のとり方について 1・3・9 打目は青、5・7 打目は赤 となりますが、全部赤青として組み替えると単純な配置になります。

ただし、余分にボタンを叩くと他のノーツに判定が入って巻き込む場合もあるので、BPM やノーツ間隔などには注意するようにしましょう(詳しくはこの後の Point 7 で)。



Point 6.  組み替え部分の前後の流れにも注目する

頑張って組み替えをしても、実際に全体を通してプレイしたときに全然できなければ意味がありません。特に組み替えする配置の前後のノーツの流れには気をつけるようにしましょう。

Point 5 での配置の直前に下の画像のような壁ボタンがある配置を例に考えます。


この配置を Point 5 と同じように処理すると 壁 2 打目 と 鍵盤 1 打目 を両方右手でとることになり、BPM によっては間に合わなくなる可能性があります。そのため鍵盤を左右逆で組み替える必要があります。

では、この配置の直後に左壁ボタンがある場合はどうでしょうか。この組み替えのままでは 壁 3 打目 と 鍵盤 9 打目 を両方左手でとることになってしまいます。よって以下のように組み替えます。

これで大丈夫!


これはあくまで組み替え方の一例なので、他にもいろいろ組み替えができます。

このように、配置によって組み替え方が大きく変わってくるので臨機応変に組み替えていきましょう。



Point 7.  ノーツ間隔によっては全押し処理できない

Point 5 でなるべく単純な配置に組み替える、という話をしましたが、ノーツ間隔が短いと全押ししても巻き込んでしまう可能性があります。

詳しい内容に関しては以下のリンクをご覧ください(前回もお世話になりましたありがとうございます)。


ノーツ間隔と判定の関係は大きく分けると以下の通りです。

・確実に巻き込まないノーツ間隔
 → BPM 225 の 8 分音符(8 フレーム)以上

・巻き込む可能性があるノーツ間隔
 → BPM 225 ~ 450 の 8 分音符(4 ~ 8 フレーム)

・確実に巻き込むノーツ間隔
 → BPM 450 の 8 分音符(4 フレーム)以下

巻き込む可能性があるノーツ間隔は BPM 225 ~ 450 の 8 分音符 となっていますが、現実的な数字は BPM 225 ~ 257 の 8 分音符(7 ~ 8 フレーム)なので、それよりノーツ間隔が狭くなるとほぼ巻き込むと考えてもらっても大丈夫だと思います。


組み替えのポイントとしては、とりあえずはこんな感じです。目指せ!𝑹𝑬𝑨𝑹𝑹𝑨𝑵𝑮𝑰𝑵𝑮 𝑴𝑨𝑺𝑻𝑬𝑹!

ではここから前回同様、組み替えの例を色々紹介していこうと思います。



10.  3色螺旋  →  2色 + 2色 の指押し

3 色螺旋とは、青 → 緑 → 赤 → 緑 → 青 → …… となる螺旋階段のような配置です。この配置は 青緑 の 2 色、 赤緑 の 2 色 に分けて左右でとるように組み替えることができます。

2 + 2 の指押しに大変身


実はこの配置、赤青 + 緑 のトリルでも処理することができます。ただ、余分にボタンを押すことにより巻き込む可能性があることや、元配置の視覚情報との差が比較的大きいこと、タイミングがずれて精度が落ちやすいことなどから、個人的には指押しするほうがおすすめです。

指押しが苦手な人は 赤青 + 緑 でもおすすめ


この配置は様々な譜面で多用されており、中には応用されているものもあります。その例をいくつか紹介します。


Alea jacta est!(MAS 14+:14.7)46 小節目


螺旋配置がそのまま出てくる例です。初見でのインパクトはかなり強いですが、冷静に考えれば大したことないです。


End Time(MAS 14+:14.7)70 小節目


こちらは、赤始点の 3 色螺旋です。ぼっち・ざ・れっど になっていますが、先程と同じように処理できます。右手の指押しが得意な方は、見た目通りに押すのも有効。ただ 71 小節目にこの配置のミラーが出てくるため注意。


オンソクデイズ!!(MAS 14+:14.9)55・56 小節目


1 ~ 6 打目 と 13 ~ 18 打目 を 3 鍵階段配置、7 ~ 12 打目 と 19 ~ 24 打目 を螺旋配置として処理できます。右手の指押しが得意な方は、青緑をすべて右手でとるのも有効。かなりしんどいけど。



11.  4鍵階段 × 3  →  6鍵階段 × 2

次は、4 鍵盤の階段配置を 6 鍵盤の階段配置に組み替えます。ここで言う 4 鍵階段とは、1 + 3  →  2 + 2  →  3 + 1  のように、1 つずつずれていく階段配置のことです。

このタイプの 4 鍵階段は、6 鍵階段として処理可能


とはいえ、普通に押せる人はわざわざこの組み替えをする必要はないかなとは思います。このタイプの配置が苦手な人向けの組み替えです。

この配置は高難易度の多くの譜面で出てきます。そのため必ずと言っていいほどこの配置に直面することになるでしょう。以下がその例です。

・Halcyon(LUN 14+:14.7)26・107 小節目
・Singularity(MAS 14+:14.8)101 小節目
・Titania(MAS 14+:14.9)98 小節目
・Don’t Fight The Music(MAS 14+:14.9)111 小節目
・MarbleBlue.(MAS 15:15.3)93・96 小節目
                        など


その他にもこの配置が応用されている例を紹介します。

AstrøNotes.(MAS 14+:14.7)120 小節目


4 鍵 + 5 鍵の階段配置の場合、3 鍵階段 × 3 として処理することができます。ただ、終点のノーツを叩く指が元配置とは反対になるため、その後のノーツの流れには注意しましょう。


宿星審判(MAS 15:15.1)107 小節目


次は、オリジナル曲以外で初のレベル15となった、チュウニズムのボス曲です。先ほどの 4 鍵階段 + 5 鍵階段 の後に色々ついている配置ですが、そのままの流れでトリルで処理しましょう。



12.  2色同時指押し  →  2色トリル


次は、2色同時指押し配置の組み替えです。こちらの配置も高難易度譜面で頻出していて、苦手な人も多いのではないでしょうか。自分も苦手です。そんな配置が大変身!


壁との複合配置だとこのような組み替えが難しい部分もありますが、単純な配置であればこの組み替えはかなり有効です。その例をいくつか紹介します。


Opfer(MAS 15:15.0)70 小節目


SSS+ の許容が 赤48 個しかなく、Opfer のようにただでさえ許容が広いとは言えない譜面では、少しでも失点を減らすためにこの組み替えをするのはおすすめです。またこの組み替えでは、その直後に飛んでくる緑ロング拘束トリルにそのままの流れで入ることができます。


Op.I《fear-TITΛN-》(MAS 15:15.1)76 小節目


SSS 難易度が MAS 15 で一番低いとか言われてる(←は?)譜面です。この曲が Opfer と Titania の融合ということもあり、やはりこれらの譜面と似たような配置も多く出てきます。この配置は Opfer と同じように組み替えることができますが、Opfer より BPM が速くかなり忙しいため注意。


macrocosmos(LUN 14+:14.9)23 ~ 25 小節目


CR-TAP(黄色いオーラを纏っているノーツ)がない部分では特にこの組み替えは有効です。ただ、トリルに組み替えたとしても多少複雑であるため、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。それでもおすすめ。


the EmpErroR(MAS 14+:14.9)91・92 小節目


最後の 24 分以外は全てトリルで処理できます(24 分もトリルできるかもしれないですが、普通に処理したほうがやりやすそう)。


Magical Panic Adventure(MAS 15:15.1)99・100 小節目


こちらの組み替えは、マジパニ攻略記事でも紹介したものです。壁 2 打目あたりの左手が少し忙しいですが、慣れれば普通に間に合います。115・116 小節目のミラー配置はこの組み替えと同様に処理できるので、このタイプの配置が苦手な人はおすすめ。マジパニ攻略記事はこちら!



13.  内側3鍵階段  →  外側3鍵階段


次は、内側階段を外側階段に組み替えます。内側階段が苦手な人がどれくらいいるかはわかりませんが、少なくとも自分は苦手なので紹介します。

この配置、よくないよね。


わざわざこの配置に組み替えられる部分は少ないかもですが、自分が実際に使用しているものも含めて紹介します。


Don’t Fight The Music(MAS 14+:14.9)33 小節目


鍵盤は全て左側に寄っていますが、右手で処理することもできます。左手で処理すると内側階段、右手で処理すると外側階段になるので好きな方でどうぞ。ちな自分はもちろん右手派。


Recollect Lines(EXP 14+:14.7)118 小節目


赤譜面なのに14+???は???の譜面です。両手内側階段 × 3 を全部外側階段に組み替えちゃいましょう。120 小節目に組み換え後と同じ配置が出てきますが、内側階段の方が得意な人はそっちを組み替えてもいいかも。


Op.I《fear-TITΛN-》(MAS 15:15.1)124 小節目


見た目は気持ち悪いですが、階段で処理することができます。内側階段でも外側階段でも好きな方でどうぞ。どうやらこの配置は餡蜜できるらしいですけど自分は無理です。できる人すごい。


Magical Panic Adventure(MAS 15:15.1)141・142 小節目


こちらもマジパニ攻略記事で紹介したものです。この組み替えのおかげで CRITICAL BREAK がかなり増えました。元配置は内側階段になっているのでそっちの方が得意な人はそのままで大丈夫だと思います。組み替え後の配置は最後の緑ロングを押す手が正規配置と逆になるので注意。



14.  その他の組み替え


長くなってしまいましたが、最後に色々な組み替えを紹介しようと思います。

Final Flash Flight(MAS 14+:14.7)81・82 小節目


こちらは組み替え方としては非常にシンプルでやりやすいです。つまりおすすめ。実際に使ってる人も多そう。


オンソクデイズ!!(MAS 14+:14.9)83・84 小節目


143・144 小節目にも壁複合で同じ配置が出てくるため、どちらにせよこの配置は正規でとれるようになる必要があります。しかしどうしてもできない人はせめてここだけでも組み替えして前半をうまく乗り切りましょう。赤を減らす努力、大事。


Stardust:RAY(MAS 15:15.2)104 小節目


3 色同時押しを利用することで、多少はやりやすくなるかな、と。でも自分はこの組み替え慣れなかったです。CR-TAP があるので右手を特に意識して押すといいかと思います。



15.  さいごに

ということでここまで色々な組み替えを紹介してきましたが、時間がなくて前回よりも短くなってしまいました(あとシンプルにネタ切れ)。気になるものがあればぜひ使ってみてください。または自由に組み替えをしてみてください。きっと革命運指が見つかるはずです。

(おそらくグッズキャンペーンが終わるまでバージョン変わらないのでレマスもまだ間に合いますよ……)


最後まで読んでいただきありがとうございます。

また今度

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