不幸になるとわかってても思い続けたいと願うそんな友を救いたいと思ったんだ

勝って嬉しい、負けて悔しい。

バスケット観戦。

勝つのか、負けるのか、ドキドキするその興奮が楽しい。

僕もそんなドキドキに身をまかせてレバンガを観戦してたある日のこと。

ふと思った。

こりゃレバンガブースターやってけねえぞ、と。


レバンガが勝つと嬉しいんだけど。

レバンガは負けの方が多い。

心がもたない。

残念な気持ち、悔しい気持ち。

その悔しさがだんだん悲しみになってきて。

その悲しみがだんだん怒りになってきて。

怒りの矛先は、なぜか選手に向いたり、コーチに向いたり、チームに向いちゃう。

大好きだからこそ、嫌いになっちゃう。

楽しくてやってるはずのバスケット観戦が、いつのまにか、つらいものになっちゃう。

負けの多いチームの応援は、ネガティブだらけになる。

じゃあ、最初から応援しなきゃいいじゃん。

そう思うじゃない?

でも、レバンガのことが大好きだからやめられないんだ。

レバンガブースターのみんなも、きっとそうなんじゃないかな。

苦しいとわかってても、思い続けることをやめられない。

そんな恋の諸症状にも似た感情。

甘酸っぱいのなんの。

で、またある日のこと。

ふと思った。

そもそもなんでレバンガはこんなに負けちゃうの、と。


だっておかしい。

ここにいる選手達は、もともと学生時代めちゃくちゃすごいバスケット選手だったはず。

そんな選手が勢ぞろいしてて、各チームにばらけて、よーいどんでバスケして。

こんなに差が開くことある?

そりゃもちろんどれほどのエリート集団であっても能力差やチーム力はあるだろうし、だから日本代表の選出だってされるわけだけども。

いやでもこんなに負けることある?笑

あらためて、それが本当に不思議に思った。

つまり、僕が今見えてること以外に、勝ちや負けを分ける要素があるってことだ。

僕がわからないだけで。

バスケットって奥が深いんだなと。

そこに目を向けて、バスケットを楽しんでみようと思った。

戦いは、勝ちか負けかの二元論。

もちろん選手やチームはそこにこだわる。

でも、僕らがやってるスポーツ観戦はちょっと違うはず。

勝ちと負けの間で見え隠れする、さまざまな出来事が本質な気がする。

そんなさまざまが、めちゃくちゃ楽しくてわくわくさせてくれる。

勝ち負けにこだわり過ぎるとそこが見えてこなくなる。

ていうか。

勝ち負けにばかりこだわったら、メンタルやるからなレバンガブースターは。

そんなさまざまに目を向けたら、バスケット観戦がもっと楽しくなって、レバンガ北海道がもっともっと好きになった。

あくまで僕の視点なんだけど。

お目汚しもたくさんしちゃうと思うけど。

僕がここでつづったもので、
負けた試合を見た後の、みんなの心のもやもやを、ちょっとでも軽くできたらなって思ってます。

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