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お味噌を仕込む

1月も2/3が過ぎました。今更ながら今年もよろしくお願いいたします。

今日は、鶴岡にある古今coconさんにお邪魔して、
味噌づくりのワークショップに参加してきました。

実はずーっとやりたかった味噌づくり。
いろんなワークショップをみては、どれにしようかなーって悩んだり。
そんな時に、関川村のイベントで知り合った、鶴岡の本間明さんが味噌づくりワークショップをするとのこと!これはチャーンス!とすぐに申し込んだのでした。

このワークショップに来ている人は、本当にみんないい人たちで
ふわふわ〜とした雰囲気がたまらなく心地よかったです。
最初に自己紹介したのだけど、みなさんの言葉一つ一つに命が宿っている感じがして、こんな風にしゃべれる様になりたいな〜って思ったり。
ココ最近、仕事ばかりしていて、自分の言葉一つ一つに傷つく毎日を送ってしまっていたので、久しぶりに何も傷を負わなかった!って肩の力が抜けました。出会い、ありがたい。

肝心のお味噌作りはというと。
とっても簡単でした。
今まで何でやらなかったの〜ってくらい、簡単でした。笑
自分で作るのって大変だと思ってたんですよ、味噌。
大豆をうるかして(水に浸して)、じっくりコトコト煮て、米麹とお塩を混ぜたものと合わせて潰すだけ。めちゃくちゃシンプル。
あとは菌を信じて待つだけ。とってもシンプル。

これならうちでも出来そう。
こんなに簡単にできるのに、今まで何で買ってたんだろう、ってくらい。
土地のもので作った味噌と今回の味噌。どんな違いになるのかも気になった。
関川村での生活が落ち着いてきたら、関川と村上の材料で味噌を仕込もう。

味噌づくりの後は、山形のご飯と、
ワークショップ戦友の男の子が作ってくれたお味噌汁、
明さんが持ってきてくれたカブのお漬物と、
これまたワークショップ戦友の手作り笹巻きで贅沢お昼ご飯。
愛情ご飯の美味しいこと。身体がちゃんと喜んでるのがわかった。
心も身体も満たされるご飯だった。

こうやって時間をかけて物を作る度に、いかに忙しない毎日を送っているか、と思い知る。
そんなに急いでどうするんだろう。どこに向かっているんだろう。
色んな事が昔に比べて早くできる様になって、余った時間を有効に使えている人がこの世の中にどれだけいるんだろうか。
そうやって色んなことが発展した先に、本当に幸せがあるんだろうか?
今この時代に、望んだような最期でも、望まなかった最期でも、幸せな最期を迎えられている人がどれだけいるんだろうか。
何を見据えて、日常の何を見て生きるんだろうな。

ゆっくりと時間をかけてでも、物を生み出すこと、作ることって大事なんだろう。
消費するだけの時間を作らないために。傲慢な人生を送らないようにするために。
そしてものづくりを通して必要な時に必要な人と触れ合って、共に生活することの尊いこと。
目の前にあるものに満足して、その恵みに感謝する心は絶対に忘れてはいけない。
そう言う心を持った人と、これからの人生を共にしていきたい。
こう言うことをただ当たり前にできる人生を送っていきたい。
わざわざ言葉にせずとも共感できる空間は、絶対に作れる。

味噌を仕込んだだけなのに、心がちゃんと水を吸って生き返ったみたい。
こうしてnoteを書けるまでに復活した。 笑
お味噌様様である。ありがとうお味噌。ありがとう今日出会ったみなさま。
あぁやっぱり、物を作るってとってもいい。

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