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気持ちがパン屋になるまで11

村上市荒川地域を拠点に活動されている「ガーデンラボ」さんに、ひょんなことに半年ほど前からお世話になっています。
そこの主催者さんを通じて、関川の元副村長さんとお話しする機会を得ました。
この副村長さんはご引退された今も、村の発展のために色々と活動されている方。

なんとなんと、私がハンドメイドの方のInstagramで「関川村でパン屋をやりたい」と発信したことが、巡りに巡って届いた様です。

この日は月に1回のガーデンラボの集まりで、何気なくつどい場に顔を出すと、会いたいと言っている人がいると紹介してくださいました。
そしてなんとなんとまた、偶然にもこの日は関川村に用事があったので、その合間であれば、ということで、あれよあれよと面会の場が設けられました。
神様にしっかりと前に進まされている感じがあって、なんだか気合が入りました。

元副村長さんとのお話は、
関川村にパン屋を作りたいと思っていること
→関川村にパン屋がなくて、今後の売りにしていきたい
 今おかし作りをメインにされている方がパン作りもしてくれようとしている
というところから入って・・
自分がどういうパンを作りたくて、どういう循環をうみたいのか、など
今の時点で決まっていることをお話しさせてもらいました。

この話し合いの中で、
・玄米粉は灰分が多い分、農薬が気になる方がいるが、完全オーガニックの米作りをしている方はいるのか?
→1名こだわりを持って、完全無農薬の方がいる。周りの草地まで無農薬でやっている様。しかし後継者がおらず悩んでいるところでもある

これに関しては、私自身完全オーガニックにするつもりはないです。初めから宣言しておきます。これは今後も変わることがないことだと思うので。
何故なら農薬=悪、とは思わないからです。
完全無農薬で生きた人も、癌になるときは癌になります。病気になるリスクは避けられるかもしれないけど、これは人間の欲だと思うのです。
農家の方々がたくさん頭を悩ませて、体を使ってやってきた結果なのであれば、私はそれを信じたいし、完全無害で生きた身体って、いざという時に脆いでしょ?果たしてそれを豊かと言うだろうか。と思うのが私の考えです。(完全オーガニックを否定するつもりは有りません。)
物資も届かない緊急事態に、無農薬じゃ無いから食べない!なんて、私には耐えられないなぁ、と。だってお腹空くもん。そんなくらいの決意で「無農薬」に拘るわけにはいきません。
例えば本当に美味しい!と思ったものが農薬を使っていたとしても、私は自分の店で使っていきます。だって、美味しいものは美味しいんだもの。
結果的に美味しいものが無農薬ならそれはそれでとってもいいことだし、どんどん取り入れていきたいと思っています。

・修業先などまだ決まっていないことが多くある
→新発田だが薪窯でパン屋を営んでいる方がいる。その名も「薪窯パン工房 むぎあおむ」。写真を少し拝見させてもらい、と〜〜〜っても美味しそう。
近いうちに購入できないかな〜なんてFacebookをチェックしています。
メッセージも送ってみよう、ワクワク。

・パン籠に猫ちぐらのちぐら編みを習いたい。自分の子供を育てる籠としても使ってみたくて興味がある。猫ちぐらの網手としても地域に貢献できるのではないかと思っている。
→現在の網手は91歳の方が最年長。60歳代から30名ほどいる状況。
若い方も習いに来るが、長続きはしないことが多い。本来は関川村の方しか習うことができないが、いずれ移住が決まっているのであればOK!とのこと

・販売場所は現在では自宅を建てる予定地だが・・
→旧斎藤医院はイベントが行われることがあるが、その時などに委託場として使っても良いし、旧斎藤医院は役場の横という立地でもあるので、昼休憩などで利用する人もいるだろう、と。
あとは、関川村の道の駅は国道113号、山形への一本道の道沿いに、商業施設と足湯、温泉が併設していることからも車中泊をされる方が多い。朝食などに困る方がいるのも現状。無人販売機などでパンを販売していくのはどうか、とご提案もありました。
予定地以外の土地も、費用は高くなく、できる限りいい立地を紹介してくれるとのことでした。

地元の食材を使って、様々に。サンドイッチにしたり、お惣菜を売ったり、「おすそ分け」をコンセプトに関川でしか味わえない味を提供していきたい。
考えていたことが現実になりそうで、とってもワクワクした会でした。
この日がいつか振り返った時に、「あの時はこんなこと言ってたね〜」って
笑って話せる様な日になる様に、毎日を楽しく!現実を見て!生きていこうって思いました。
さて、頑張ろう〜

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