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座右の書

私はよく「座右の書」というものは
置きません。
それは、どの本も
著者の人が身を削って
一冊の本を作り上げたことを
感じるからです。

医師のジョンハンターの座右の書は
トマスブラウンの「医師の信仰」だそうです。
日野原先生の著書で見つけました。


私はその時に
繰り返し読む本が出てきます。

齋藤孝さんの著書「貧乏のススメ」に
ロックミュージシャンである矢沢永吉さんの
エピソードが出てきます。

矢澤さんは
新聞を隅から隅まで読む、愛読者だそうです。
それに、高校時代に勧められた本「人を動かす」(D・カーネギー、草原社)
を繰り返し読んだそうです。

そこから齋藤先生は
「きちんとした本を10回読んだら
一歩抜け出せる」みたいなことを著書でおっしゃています。

私もこれぞという本は
10回は繰り返して読むようにしています。

ところで
今の私の座右の書は
稲盛和夫さんの

「心を高める、経営を伸ばす」(PHP研究所)です。

この一冊で稲森さんの
考え方は把握できると思います。

実はこの本との出会いは
古書店「ブックオフ」の
100円コーナーから見つけた一冊です。

以前にも100円コーナーから
ヴィクトール・フランクルの

本を手にして
そこから「実存的虚無感」などを知り
自分に合わせて考えていました。
私とフランクルとの出会いでもあります。

閑話休題。

稲森さんといえば
「原理原則」です。
それは「生きる哲学」「フィロソフィ」です。

人間としてどうあるべきか?
その元になる「働く」ことについてなど
内容は多岐にわたります。

あまり関心を広げすぎると頭の中が
多岐亡羊(たきぼうよう)になってしまうと悪いのですが・・・

繰り返しますが
稲森さんは
働く大切さと
人間としての大切なこと
行動指針となる「生きる哲学」などを
提唱しています。

この本も「ブックオフ」で購入しました。
まだ全ページのクウォーター(4/1)は残っていますが・・・。

仕事に悩んでいた時に
時期が重なり
ました。

稲森さんは
初めて勤めた仕事で
孤独やうまくいかない時など
近くに流れる川辺で唱歌「ふるさと」を一人で歌って気持ちを紛らわせていたそうです。

そんな寂しさの体験や
人として「生きる哲学」
生涯の多大な仕事の功績(京セラ、au、JAL再建などなど)
私心をなくすという
仕事に対するスタンスに
読みながら惹かれてゆきました。

本を読むとは
「あるくこと」に
似ています。
初めは楽しくもないし
つまらないかもしれません。

それでも稲森さんも
「一日一日、一歩ずつでも進んだ先に成功が見える」と元メジャーのイチローさんの言葉と重なるような
言葉を述べられています。

眠る前に読むと心が幾分慰みになります。

以上、今の私の読んでいる本について
アーカイブしてみました。

このnoteを読み返すときに
私自身が懐かしさが感じられると
嬉しいです。

もちろん最後まで
お付き合いいた抱いた方にも
本当にありがとうございましたと
感謝申し上げます。

では また
おわり

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