めざせシツモン(質問)マスター【オープンとクローズを使い分けよう】編
お会いできて光栄です
けんです
障害のある人が通う、生活介護事業所で働いています
noteは
「1記事1テーマ」
「3〜5分くらいで読める(1500文字くらい)」
を意識して書いています
さて、今日は
めざせシツモン(質問)マスター【オープンとクローズを使い分けよう】
と題して書いていきます
某ポケットモンスターの副題と似ている?
きっと気のせいです
(毎週金曜日が待ち遠しいです)
オープンとクローズを使い分けたい
実践している工夫などは別に書くとして、
ここではこの2つをしっかりと抑えておきます
オープン:オープンクエスチョン
「開かれた質問」とも言われる
相手が自由に回答できる質問のスタイル
「おでんの具は何が好きですか?」
「何色が好きですか?」
「次の休みは何をしますか?」
実際に使ってみて感じるメリット
・会話が長く続きやすい⇒相手の返事を受けて、さらに会話が繋がっていくケースが多い
・「会話している」という雰囲気になる
デメリット
・コミュニケーション方法によっては、細かい部分の伝達がかなり難しくなってしまうケースがある
・考えることが得意ではないご利用者さんにとっては、答えを考えることがストレスになってしまう場合がある
クローズ:クローズドクエスチョン
「閉じられた質問」とも言われる
「Yes/No」や「A/B/C」など、
相手は「スパッと答える感じ」になるスタイル
・「おでんの大根は好きですか?」
・「赤色は好きですか?」
・「次の休みは外出しますか、家にいますか?」
実際に使ってみて感じるメリット
・明確な答えが返ってきやすい
・指差しや頷きなどでも意思が確認しやすい
デメリット
・質問者のカラーが出るので、会話そのものが誘導っぽくなりやすい
・「会話している雰囲気」を作るには少し工夫が必要と感じる
支援者都合にならないために
思いつきでタイトルを決めてしまったので、
シツモンマスターがそもそも何かは小脇に置いておくとして
質問方法を駆使すれば、
相手の返答を自分の都合の良いものにコントロールできてしまう
という点はしっかり向き合っておきたい事柄です
自分はそんなことはしない、と思うのではなく
手段として誰でもできてしまう、と意識することが大切だと思います
また、私の勤めている施設のご利用者さんに
「質問の最後の選択肢を選ぶ」という特徴がある方がいます
私:「パンとご飯、どっちがいいですか?」
ご利用者さん:「ご飯」
私:(その直後に)「ご飯とパン、どっちがいいですか?」
ご利用者さん:「パン」
やや伝わりにくいですがこんな感じです
※実は私の職場では、そのご利用者さんが「パン」と「ご飯」をイメージできているかどうか、というところまで思いを巡らせる必要があります
⇒パンかご飯を選んでいるのではなく、言われた言葉の最後を繰り返している可能性も考えて質問をしていくわけですが…これが難しいんです
次回は私が実践している3つの工夫について書いていきます
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで
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