【書評】野崎まど「タイタン」

シンギュラリティのさらにその先へ。野崎まどは「いい仕事をした」。

野崎まどの『タイタン』は、未来の世界を舞台にしたSF小説で、AIが人間の仕事をすべて代替した社会において、機能低下に落ちいったAI「コイオス」のカウンセリングを担う主人公と人格形成されたAIの物語。

生成AIが一大ムーブメントとなっている昨今だからこそ読んで欲しい物語。
シンギュラリティ(技術的特異点)のその先に人間の仕事は存在するのか。
そもそも仕事とは何か。仕事と役割は、個人のアイデンティティたらしめるのか。そんな疑問を投げかけてくる傑作であったと思います。


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