双極性障害、という生き方を選ぶのか。

精神科に行ってみた。
2ヶ月ほど前に予約をし、3週間ほど前に。
事情を話す。何を話したかすら、よく覚えてはいない。
よく覚えていないが、中、重程度のうつ病である、ということと、しかし活動的な期間があることから、双極性障害ではないか、という診察になった。

この3週間は、双極性障害である可能性を考慮した薬物治療を続け、様子を見て過ごした。

面白いことに、先週頃から僕は、やはり活動的になる。
色々こなせるし、何に対してもものすごい意欲が湧いて、これまで手をつけれていなかったタスクにも手をつけて。

元気そうになってて良かった。

と、仲の良い同僚に言われる。
僕も、そう思う。

そして、魔法は解ける。

1週間ほど続いた、このテキパキ期は、今日終わりをつげた。
何をしていても、頭は働かず、体も重く、パソコンを開いては、手が止まり、脳が止まり、気づいたら画面は真っ黒。そして再びパスコードを解除して、開く。そして、止まる。

たまらず頭を抱え込んでみる。
深呼吸をしてみる。
昨日まで聞いていた曲を聞いてみる。
昨日まで感じていた感覚が、何にもないことを自覚する。
頭を抱える。
音楽さえ鬱陶しく思うようになる。

思わず布団に傾れ込んでみると、体が沈む。
ここが、正しい場所だと、身体がいっている気がする。
しかし眠るわけでもない。
何も、ないまま、体が沈むだけ。

双極性障害は、薬物治療を続けなければならないらしい。
昨日まで僕は、そんなもの必要ないと思っていた。
どうにか自分の生活をコントロールすることで、やっていける、と。
しかし今日の僕はどうだろう。

薬物治療を始めるか、と前回病院に行った時に言われた。
いまだに答えが出せない。

どっちが魔法にかかっているのか、どっちが自分なのか、わからない。
自分でもわからないのだから、人に、どうこうしてほしい、なんて言えない。

今はただ、これを書くことでしか、自分の存在意義を見出すことができない。

誰が読むのか、わからないこれに

双極性障害という生き方を選んだ、という言葉に触れた。
僕は、選べるのだろうか。

どこまでも、身体を沈めていたい。
そのうち、意識もなくなって。

これをかけている自分に驚く。
今思うことを、何かしら書き記しておこうと、思ったのだろう。
思ったのか、思ってないのか、わからないが。

ドーパミンよ、セロトニンよ、脳に溢れてくれ。
できれば健康的な方法で。

追記

調べてみると、noteでたくさん記事が出ているみたいだ。
どうやら一人じゃないらしい。
100人に1人らしいから、ぜんぜん一人ではないのだが、目に見えると、ちょっと安心する。

先人さんたちありがとう。
ちょっとセロトニン。

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