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英検1級の勉強法

22年度3回目の英検1級1次試験の受験体験記です。
1級ともなるとやはり世に出回っている情報が少なく、自分が受けるときもなかなか苦戦したのでこの記事がどなたかのお役に立てたら嬉しいです!
質問などありましたら遠慮なくコメントください。

私のもともとの英語のスペックについて

純ジャパ、留学経験は一切なし

幼少期

母が英語が好きで、英語に触れる機会が多かった。

小学校

完全に英語から離れる。
ローマ字の授業でアルファベットを書くぐらい。

中学

学校で英語の授業が始まり、本格的に単語・文法といった勉強を始める。
学校の試験の成績だと平均よりはちょっと得意なほうかな、といった感じ。
ただ毎日シャドーイングは欠かさずにやっていた。
(これが今のリスニングの力に大きく関わっている気がします)
教科書の文章も暗記するようにしていた。

高校

英語の勉強時間はめっぽう減って、学校の課題・小テストぐらい。
部活で英語ディベートをやっていた。
高2の冬に英検準一級を受けるも不合格。
高3の春にリベンジで合格。(かなりギリギリでした)

大学

英語にふれる機会は週2〜3時間の英語の授業のときぐらい。
著しい英語力の低下に危機感を覚え、英検受験を考え始める。

1級1次試験合格のためにやったこと

9月(5ヶ月前)

中旬ぐらいから英検受験を考え始める。
まあ勉強が間に合ったら受けようかなぐらいの意識。
教材を買うお金ももったいない気がしたので、なるべく低コストで抑えたくて、アプリの「でた単」を購入。
1週間でStage1(1600単語ぐらい)をざっと通してみる。
まあ難しい単語ばっかりで全然覚えられない、、
しかも、問題集とか教科書とか、ページのこの辺に書いてあったなっていう場所の感覚で覚えるタイプの人間だったので、物理的な場所がないアプリでは何回やっても覚えられない。

単語データを印刷して覚えようかと思ったが、膨大な量だし、PDFを製作者に送ってもらえないか問い合わせるもだめとのことだったので仕方なく書籍を購入することに。

同時進行でリハビリがてら、文単準一級の音読を始める。
学校の試験も終わって夏休みで暇だったので一日1分野、各5〜10回ぐらいシャドーイングして、一日3時間ぐらいはやってたかなと思います。

10月(4ヶ月前)

出る順パス単での勉強を始める。
出る度Aは一回やれば大丈夫そう。受験英語でよくでてきてた単語ばかり。
出る度Bからやや怪しくなって、Cともなると何度やっても覚えられそうにない。
これは根気で覚えようとしても埒が明かないと思ったので、語源を片っ端から調べた。
私は全部ネットから探していたが、お金に余裕があるのなら「語源辞典」的なのを買うとすごく効率がいいと思う。
よく使ってたサイトは



で、調べた語源、関連語を書き込む。
例えばこんなかんじ

関連語がすごく役に立った気がします。
すでに自分の中にある語句から、連想させていって意味を引き出してくるイメージ。
これで自然と知らない単語に出会っても語幹から意味を推測できるようになりました。

そろそろリーディングもやっていかないとなぁと思い、文単1級を購入。
ただ学校も始まってあまり時間は取れなくなりました。

11月(3ヶ月前)

ライティングの危機感が徐々に押し寄せてくる。
ライティングは受験以来まったくやってなかったので、基本文法はおろか、単語のスペルさえ怪しい。。
これはやばいということで「英作文問題完全制覇」を購入。
あと2ヶ月ちょっとしか残されておらず、周りに添削をしてくれるネイティブの方もいなかったので、もうこの本に載ってる文章を暗記するしかないと思ってひたすら音読をはじめました。
Chapter2に載っているブロックをそれぞれを10回ずつ、一日1トピックとか決めて音読していた気がします。
本当はChapter3の方も覚えたかったのですが、時間的に厳しそうだったため断念。
11月中はとにかく声に出して読んで、暗記とまではいかなくても文章に慣れることに意識しました。
この音読に精一杯で文単はやらなくなりました。

11月終わりぐらいには単語の語源もだいたい調べ終わって、出る度Bぐらいなら覚えられたかも、って感じです。

12月(2ヶ月前)

11月で読みまくった「英作文問題完全制覇」を暗記する段階へ。
最初の文の出だしだけ見て、その後は見ずに諳んじる練習をしていきました。

単語は出る度Cを重点的に覚えていきました。
それと並行して、でた単アプリの方でも単語のテストを進めていきました。
収録単語数は でた単(アプリ)>出る順パス単(書籍)なので、
アプリにはあって本にはない単語を洗い出して、その分だけアプリ内の単語帳にまとめてスクショして印刷しました。
その中で覚えにくい単語も同じように語源を調べていきました。

月末ぐらいから実際にライティングを書く練習も開始。
覚えたブロックの中から3つ選んでどう組み合わせるかを意識して練習しました。
はじめは40分ぐらいかかっていましたが、回数を重ねると20分で書き切れるようになりました。

ライティングは実際の答案用紙を使うのがおすすめです。
大体何行まで書けば指定字数に足りるのかがわかるので、本番で数える時間を省けます。
こういったサイトから印刷しました。ありがたや、、

添削は誰にもお願いしませんでした。
Grammary(無課金)で基本的な文法ミスだけ確認していました。
でも絶対誰かに見てもらったほうがいいと思います。

1月(1ヶ月前)

過去問&ライティング

過去問の出来はまちまちで、6割ぐらいしか取れない年もあれば、8割ぐらい取れる年もあって。
時間も明らかに足りない年もあれば、余裕で終わる年もあり。。。
ただ平均して7割弱ぐらいは取れる感じでした。

リスニングは得意で、うまく行けば2問、コケても5問以内の間違いで収められていました。
これといったリスニング対策はしませんでしたが、日頃のシャドーイング・音読がかなり大事な気がします。
付け焼刃的な対策ではなかなか難しいだろうなと。
ただ、できるだけ耳がフリーな時間を作らないように、出る順パス単の音源を聞いていました。(通学中、家事、お風呂もジップロックにスマホを入れて)
ご飯のときは気晴らしにYoutubeで英語のバラエティを見たり。
(↓ドッキリ番組で面白いのでおすすめです)

NHK world Japanもおすすめです。


試験当日(2023/01/22)

早く行く!
リスニング機材が前にあるので、なるべくその機材の近くに座れるよう、早く行って席を確保することをおすすめします。

結果

こんな感じで勉強をした結果がこのようになります。

感想

正直、1次試験には合格できましたが、期待していたほど英語力が上がった実感はありません。
感覚として、大学受験のときの余力+1級独自の単語をちょっと詰め込んだ だけでしかないなという感じです。
試験が終わってもうすぐ2ヶ月になろうとしていますが、覚えた単語ももうほぼ忘れているし、やはり語学は毎日の積み重ねが大事だと改めて思いますね。

来週には2次試験の結果が出るので、もし合格していたらまたそちらの記事も書きたいなと思っています。もし更新がなければ落ちたんだなと思ってください笑


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