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奥様バイキング

●美澄・37歳・主婦

 息子の家庭教師を今月いっぱいで辞めてもらうことに決めました。先生は教え方も上手で人柄もいいんですが、私がパート先を解雇されてしまい、月謝を払う余裕がなくなったんです。

 丁寧に理由を説明すると、「いいんですよ。お子さんと出会えたことは一生の思い出になります」と笑顔で言ってくれて…。正直言って15歳も年下の大学生に夢中になるなんて、罪の意識を感じたほどです。でも、優しい笑顔と張りのある美しい肌、うなじから漂う甘い香りを吸い込んでしまったとき、女の部分が目覚めました。

「私がもし同じ年ごろだったら、きっと先生に夢中になっていたと思うわ」

 興奮を抑えきれず、ついに想いを告白。繊細な先生なら理解してくれると考えたんです。

「今、夢中になってくれたら僕は嬉しいですけど…」

 この言葉を聞いて私は心の中で「やった」と叫びました。持っている中で一番短いスカートを穿き、胸の谷間が見えるTシャツを着た効果はあったみたい。胸を強調するために深く深呼吸すると、彼は甘えるようにそこへ顔を埋めました。頭を撫でながら「かわいいね。好きにしていいよ。こんなおばさん、価値ないかもしれないけど」と言いました。

「そんな、奥様は一時間3万5千円の価値があります。僕の20倍も高い労働力を提供できますよ」

 さすが理系だけあって、個性的な褒め言葉。我慢できなくなった私は、急いでズボンを脱がせます。すると彼もシャツを剥ぎ取り、勝負ブラをじっくり見た後に慣れた手つきでホックを外しました。Eカップの胸がブルンと揺れると、乳首を口に含みながら「奥さん、好きだ」とつぶやきながら押し倒します。

「焦らないで、何度してもいいのよ。私は食べ放題のバイキングだから」

 貪るように正常位で挿入してから腰を動かし、「イキそう。外と中、どっちで出す?」と聞いたので「飲んであげる」と頭を上げ、すごく濃い液体をノドを鳴らして飲み干しました。

 2回目は騎乗位で欲しかったんですが、突然玄関のチャイムが…。素早く着替えて髪を振り乱したまま「ママ、ただいま」と笑う息子を出迎え、何事もなかったかのように振舞います。このとき、最初で最後の浮気を終えた気がしました。
(書き手・奈倉清孝)

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