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介護職から泥棒猫に

●奈菜・22歳・ヘルパー

 私は訪問ヘルパーで、86歳の認知症女性を介護するため、都内の一軒家を訪ねています。その方は典型的な「物盗られ症候群」でした。
 私に対してすぐに「あなた、私のお財布からお金盗んだわね」と騒ぎます。

 先日はあまりにしつこく絡まれ、つい涙ぐんでしまいました。すると、65歳になる息子さんが頭を優しく撫でてくれたんです。

「母が大変な失礼をして、何とおわびしたらいいか」

 この日から、どこか惹かれるものがありました。それもそのはず、息子さんは若い頃、ボディビルダーで優勝経験もあるんです。

 リビングにはそのときの逞しい写真と賞状が飾ってあります。今もトレーニングしているので、上半身に筋肉が付いているのがわかります。

 最近は彼の家で、少しだけ雑談するのが楽しみでした。恋心というより、性欲が関わっていたのかもしれません。というのも、盛り上がった彼の胸ばかり見るようになったから。

 さすがにその熱い視線に気づいたみたいで、「触ってみる?」と誘われました。

「わぁ、硬い。すごい…」
「おおっ、軟らかい」

 息子さんから急に胸を触られ、思わず「あん」と声が出てしまいます。ここで、力強い手で抱き寄せられました。彼は奥様と介護を巡って意見が対立し、3年前に離婚したそうです。

 そんな息子さんを慰めてあげたくて、「好きにして」と耳元でささやいて挑発。彼が服を脱ぐと、腹筋がバキバキに割れていました。筋肉フェチの私は、思わず板チョコみたいなそれを触り、鳥肌が立つほど感じてしまい…。

 私が興奮したのを知ったら、彼は黒光りするムスコを見せ、「どっちから入れる?」と選択権を与えます。

「後ろから前から、どうぞ」
 
彼は自ら四つん這いになった私にバックで挿入しました。

「ああん、こんなに硬いんですね。気持ちいい。イク」

 腰を前へ突き出して子宮を突かれ、即果てると今度は正常位でGスポットを擦ります。

「ああっ、またイク~っ」

 再び絶頂を迎えグッタリしたら、なんと寝たはずのお母様が起きていて…。私を睨みつけ、「息子に手を出したな?この泥棒猫が」と布団叩きで私のお尻をめった打ち。正直言って、これも気持ちよかったです。
(書き手・奈倉清孝)

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