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0歳から子供を保育園に預けたことを何年も後になってもまだチクチク言われても平和な気持ちを保てるのは

友人が出産した。今の悩みは0歳児で保育園に預けるか預けないかだという。
こういった悩みには正解はない。
”そうしなかった場合”の人生を歩んで結果を比べることができないのだから。
本人と家族の納得する道を選べばそれが正解になると思う。

白黒つけられない価値観の間で揺さぶられて悩むのは当たり前だし、何を選んだとしても心のどこかで「でもあの時ああだったらこうだったら」とぐるぐるすることもあるかもしれない。

この問題、まだ完全に私のケースも姿を消したわけではない。

*あくまで一事例の紹介で、良し悪しを判断しているものではありません*

いつから保育園に預けるのが良いか正解はないのでは


昔の女性は4月に出産しないと仕事を続けられなかったのよという話も聞く。
時代は変わっているけれど似たような話はどこにでもあるのかなと思う。
低月齢で保育園に預けられた子供はかわいそうという声は聞こえてくる時がある。

ネットを覗けば「そんなことない。早く預けたけどいいこともいっぱいあった」という声も溢れている。正直な感想として何を選択しても良いことと悪いことどちらもあるだろうな、と思う。そもそも、幼稚園しかあり得ない、保育園に入れるなんてそれ自体がとんでもないという意見だってあるかもしれない。2歳までは預けたくない、という人の話も聞いたことがある。

早い人は産後8週を待たずに仕事を始める。
仕事がしたいかもしれないし、働かざるを得ないかもしれないし。
どうしたいかより「こうするしかない」で選んでいる人もいると思う。

結局、正解はこれというのものはないと思う。

私だったら違う道を選んだのにと思う人は「それは違うんじゃない」と言うかもしれない


長男は5ヶ月で入園、次男は1歳1ヶ月で入園した。
長男については復帰が早すぎるという批判を当時受けたこともあったし、今でも「お母さんがもっと小さい時に一緒にいてあげていたらよかったのに」と嫌味を言われることもある。ちなみに次男についてはそういう発言を浴びせられることはない。

やはり保育園に預けるとしても0歳は早い、というボーダーラインが何となくあるのかなと思う。であれば4、5、遅くても6月しか出産のチャンスはない。
残念ながら出産時期を選択できるような能力は持ち合わせていなかった。

「会社員だったし夫も働いている身の上でもっと長く育休を取ることができたのにしなかったあなたはどうかと思う」それが私に飛んできた評価だったのだと思う。否定はしない。そういう考えがあることを受け止めて考慮もするけれど私は違う選択をした。その選択に少し躊躇したところがあるとすれば、長男の健康や発育で不安があった時期もあったからだった。それについてはまた別の機会に書きたいと思う。

しかし総じて、私は保育園に預けた時期について間違いだったとは思っていない。もし”これはいかんな”という事態が生じていたらとっくにその時仕事を辞めざるを得なかったと思う。もちろん、多くの方々に支えていただき、迷惑をかけながら過ごしていたのでそれについて夫、両家の両親、職場の方々、その他多方面に感謝している。

ちなみに、次男についてはコロナ禍という状況(遠方の両親が来られない、在宅勤務の浸透、保育園の預け控えなど)と長男のために割かなければならないリソースとの兼ね合いで保育園開始時期が決まった。こちらのケースは他に選択肢がなかったという感じで他の可能性を考えても仕方なかった。第一子の方がいつから預ける問題に悩みが伴いがちなのかもしれない。

批判をしてくれる人はきっと子供の立場を代弁してくれている。見守ってもらえるのは心底ありがたい。けれど私の人生を代わりに生きてくれるわけではない。私や夫が後悔しないことの方が大事だよねと言うのが結論だった。

自分なりにちゃんとやっている思うためのいくつかの指標

保育園に預けた時期の早い遅いでその子の将来の明暗が分かれたと言う話はあまり聞かない。5ヶ月で預けて、同じ月齢で預けた人もいれば、5ヶ月は早いと言う人もうちはもっと早いと言う人もいる。であれば「これで良いのよ、なぜなら私はちゃんと子供と向き合い、子供のためにこれをやっている」と言い得る物差しがあると心が落ち着くと思っている。

それは何かを少し紹介したいと思う。もちろん、もっと素晴らしい物差しをお持ちの方も多くいらっしゃると思うので教えてもらえたらとても嬉しい。

子供本人が元気にしている

元気に保育園に通っていて心配な様子がないのが大前提。もちろん体調を崩すことはあったけど仕事をやりくりして早め早めに手を打ちどうにかこうにかやっていく。

話を聞く

「ママー」と言われたら手を止めて聞く。返事をする。そばにいく。「ママみてー」と言われたら見に行く。すぐに応じることができないときは「これやったらね」と返事をする。話をしたそうにしていたら「何か言いたいことがあるの?」と聞く。

できるようになったことには敏感に反応する

今日はこれができたんだね。こんなことができるの。もうできたの。これは毎日続けているんだね。そんな声かけをしている。すごいかどうかでなく、できたことを具体的に口にしてちゃんと見てるよと言うことを示したい。

好きを広げる

興味があるものをもっと調べられる環境を作る。そして、親子で調べたり、時には子供に教えてもらう。子供の好きに寄り添いたい。

将来のための必要なことあれこれ

これは夫が得意なこと。学校や習い事選び。夫が情報収集し指針を打ち出して私は執行及びサポート役になることが多い。

習慣作り

継続は力なり。習慣の力は侮れない。顔を洗って着替えをするにも使ったものをしまったり脱いだ服を畳んだり。食事の途中では箸置きに箸を置いたり。明日使うものは前の日に用意したり。時間に間に合うように次の行動を始める目標時間を決めたり。毎日すると決めた練習や学習は決まった時間と順序で取り入れたり。知らず知らずのうちにできる仕組みを作るようにしている。何かをしようと思ったとき自然と習慣化して実践できるようになるといいなと期待している。

本を読む

0歳からのお楽しみ。絵本を読むと親子で宝箱を共有している気持ちになる。心のどこかに温かい場所が残るといいな。

大好きだよと伝える

それはもうくどいくらいに。「僕も好きだよ」と言われたら「ママの方がもっと好きだよ」と答えている。

まだまだ出来ることがあるように思えてきた

こうして書き連ねていると意外とあることに気づく。
それでももちろん十分にはやれていないかもしれない。
けれど実際は、子供の優しさや賢さに触れた時、私がしていること以上に、子供自身が自ら獲得することの大きさと力強さに驚くばかり。
これからも親として私がアップデートを続けていかなければならないと気を引き締めたい。

長文お読みいただきありがとうございました。


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