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夏のオススメ。お寺の周りを自転車で駆け抜けるだけで自然と元気が湧いてくる。
緑が書けなくなっちゃったー。
朝から息子が訴える。
12色入りのカラーペンのうちひとつインクが切れたらしい。いつもならAmazonで探してしまうところだが、夏休みに学童に行く息子に、おかえりなさいとともに緑ペンをどうぞと渡したい気分になった。ついでに、青色も紛失したままなのだ。
在宅勤務中は昼休みも曖昧。
時間通りに休めないときもあれば、会議がなくて歯医者を入れちゃう時もある。
今日は、チャリをこいで大型文具店に緑ペンを買いに行くことを決めた。
狙いが外れ、緑と青のバラ売りはなかった。
しかし、ちょうど程よく組み合わせられた5本入りと10本入りセットを見つけ10本入りを購入した。
チャリのサドルに再び跨ると、わずか10分のうちにサドルはチンチンに温まっていた。
帰り道にいろんな道をクネクネ曲がって帰ってきた。
ケーキ屋さん、コーヒー屋さん、雑貨屋さん。
歩いていたらふらっと入りたくなるようなお店を眺めながらお寺の集まっているエリアを通り抜ける。
私はお寺の街がなんとなく好きだ。
お墓がたくさんあったり、大きな門があったりと、少し怖いイメージもあるけれど、お寺の周りには青々とした木々が溢れどこかゆったりとした空気が流れている。
門からのぞくお庭に色とりどりの花が咲きこぼれているのが見える時もあるし、ミーンミーンと蝉の鳴く声がいっそう大きく聞こえる。
夏の匂いもする。
とあるお寺の門には、ちょうど看板の下に蝉の抜け殻があった。看板娘ならぬ看板蝉である。
うちのすぐ近くにもお寺さんがある。
そのお寺には小学生のお子さんがいて、お庭に学校から持って帰った朝顔の鉢がある。
これが異様に成長しており、大きく立派な葉っぱが鉢から溢れかえって枝垂れている。
それはそれは見事な朝顔の鉢だ。
対して、我が家のマンションのベランダの朝顔の鉢は、日よけのシートはつけてみたもののところどころ暑さで葉っぱやつたが枯れて葉は小さく貧相だ。
やっぱり、お寺はパワースポットなんだとうなずいている。(植物のお手入れスキルの問題か?)
心地よい風と緑の中の自転車の旅を終えて、家の最寄りの信号に引っかかって止まったら熱気に頭がどうにかなりそうになった。
なんとか帰宅して、12色カラーペンのケースに緑と青を補充する。
緑と青。私も好きな色の組み合わせだ。
夏の色。
そんなこんなで、お寺の付近をチャリで走るだけで元気になれたお話でした!
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