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構文を使うなっ!

2024年4月22日 ブログタイトル「構文を使うなっ!!」
こんにちは、巨鬼です。

 ○○構文……現在のインターネットに広く普及した、短い文章構造 この○○構文……皆さんはどの程度使っていますか?


前回、私は≪『上』で待ってる人≫という記事を書かせていただきました。インターネット上で日々行われるレスバトルの定型文……「顔真っ赤」や「効いてて草」といった、型が存在する言葉を使ったコミュニケーションは、はたしてコミュニケーションと呼ぶことが適切なのか……そういった記事です。

そして、今回も似たような内容の記事となっております。
題して、『構文を使うなっ!!』です。
本日は、インターネットに溢れる○○構文……その是非について考察していきたいと思います。


さて、まず皆様は以下のような文章を見たことがあるでしょうか?

アイスを食べるということは、すなわち、アイスを食べるということである(○○構文)

これは、あえて同じことを繰り返す、という構文です。

さて、ここで疑問なのは、この発言をするにあたって、必ず構文にする必要があったのか、ということ。

この構文(ここではA構文とします)は、典型的なTwitterの構文の一つで、とある政治家の発言がもとになって、インターネット上に広まった構文です。

確かに、その政治家の発言には目をみはるものがあります。
ですが、果たしてこの発言はA構文にする必要まであったのでしょうか?

その政治家は、アイスとの関連はありませんし、繰り返すことで何かが面白くなるわけでもありませんよね。

ではなぜ、このようなツイートが行われるのか……答えは一つ

『不安だったから』です。

「アイスを食べた」、という事実だけをツイートしただけでは、つまらない人間であると思われて、誰からも反応してもらえないかもしれない……その恐怖が生み出したのが、このツイートです。

今回は、分かりやすいように、あえて極端な例を出してみましたが、Twitterにはこのような文章がありふれています。思い出してみてください、心当たりがありませんでしたか?

別に、私はこの行為がつまらないだとか、間違っているだとか……そんなことを言いたいわけではありません。


ただ、一つ聞かせてください。


それは、本当にあなたの言葉なんですか、と。

オリジナリティが重視される時代です。

時代は変わったんです。もう、周囲の流れに身を委ねるだけでは、成果が得られない時代になっています。
この文章もそう。これは○○構文なんかではありません。

わざわざ、オリジナリティを構文によって演出する必要なんてない。
必要なのは、自分の言葉なんです。

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