【DDのススメ】
はじめに
皆さん、初めまして。
カミショーと申します。
初めてデッキ紹介記事を書きます。
遊戯王を約10年続けながら、色んなデッキを
触るも手に馴染まず、初めて出会えた
お気に入りデッキ【DD】を紹介します。
今回の記事で紹介すること
・【DD】のテーマ性
・制圧テーマをカジュアルに落としこむ
構築の発端
カドショでノリで構築済みの【DD】デッキを購入。帰宅後に展開やらを調べてみると、2枚初動で4妨害の制圧系テーマだと発覚…。
フリー対戦で気軽に使えるデッキじゃねぇ~!
でも、この展開複雑テーマおもろいし使ってみてぇ~!
ということで、【DD】をカジュアル用に組み直したいというのがスタートになります。
【DD】のテーマ性
デッキを組み直すにあたって自分なりに【DD】というテーマを確認しておきます。
強み
・地獄門の契約書を始めとする、サーチや墓地送り、墓地回収などテーマカードへのアクセスの豊富さ
・手札からのSS、墓地蘇生、ペンデュラム召喚等の展開力の高さ
弱み
・「DD」を指定する効果が多く混ぜ物しづらい
・デメリットによるバーンダメージによるライフ管理の要求
・相手の盤面を除去できるカードが少ないこと
・展開を含めてEXの消費が激しいこと
・EXのエース級モンスターに耐性がなく除去されやすいこと
・明確なフィニッシャーが少な
以上の点を踏まえて【DD】の強みを活かしつつ、弱みの部分をカバーするように構築を考えました。
コンセプト
【DD】のテーマ性を拡張する
DDは以下のような多くの特徴があるため、これらをアレンジしていくことで制圧デッキではない【DD】を目指します。
・ペンデュラムを含む各召喚法(融合、シンクロ、エクシーズ、リンク)
・契約書カードを代表とする自傷ダメージ
・悪魔族統一
注目したカード
・リンクメイルデーモン
・儀式、融合、シンクロ、エクシーズを含むモンスターを素材指定するため、各召喚方法を使用するDDと相性が◎
・盤面を戦闘で突破することが多いDDにとって、打点下げ効果による補完◎
・EXデッキから出たモンスターに対して、モンスター効果の対象耐性を付与するため、耐性のないDDの防御面を強化する点も◎
・なにより「デーモン」の名を持つ(※サイバース族)
・サイコエンドパニッシャー
・契約書を筆頭に自傷ダメージによるライフ減少を活かしつつ、明確なフィニッシャーとして採用。
・残念ながら「デーモン」の名を持たないが見た目と強さは悪魔級
・覇王眷竜スターヴヴェノム
・DDは闇ペンデュラムテーマであるため、召喚条件を満たす。
・よく運用されるエレクトラムのコピーではなく、前述のパニッシャーやゼロゴッドレイジをコピーして隠しフィニッシャーとして運用。
※なお、パニッシャーは名称ターン1がないため、コピーすると守備貫通&打点上昇のWパニッシャーが誕生します。
デッキレシピ
以上をふまえてデッキレシピ。
妨害カードを絞り、DDの展開力を捲りやリソース回復にあて、耐久することを意識した構築としました。
相手のライフが少なければ、ゴッドレイジ
自分のライフが少なければ、パニッシャー
上記をコピーできる、覇王スターヴ
の3体のフィニッシャーで逆転を目指します。
オフ会等では、お相手のデッキの動きを見つつ、持ち前の展開力と合わせて捲りあいが出来るデッキとなっています。
オフ会での使用感は以下のオフ会レポに記載しています。
【EXPAオフ会レポ】|カミショー (note.com)
構築のこだわり
昨今のカードの特徴として、効果が強力の代わりに展開に縛りが発生することが多くあります。DDもビルガメスの効果を使用後はDDの縛りが発生します。
自分の構築のポイントとして、1ターン目は縛りを受け入れつつ、大きなリソースを確保し、縛りのない次ターン以降で確保したリソースから展開に幅を持たせるように組んでいます。
そういった構築の考え方にも注目して見て頂けると幸いです。
初動
組み合わせによる展開パターンが無数にありますが、「グリフォン含む☆4DD×2体でビルガメスをリンク召喚すること」が1番分かりやすいです。
以下で紹介するのは1番シンプルなルートとなります。(オルトロスがコペルの場合や、手札に不要なDDがある場合はグリフォンでドローできたり上振れもありますが、複雑になるのでここでは割愛)
【ポイント】
①ビルガメスをリンク召喚すること
②ビルガメスのL召喚後にグリフォンを含む
☆4のDD×2体を出すこと
【展開後の盤面】
・盤面:デスマキナ、テムジン、グリフォン
・何かしら契約書、DDDの人事権(リソース)
・☆4がペンデュラム可能なスケール
・スケールのオルトロスによる魔法・罠破壊
・スケールのトーマスによるEXのDD回収
・デスマキナによるモンスター吸収(妨害)
【展開ルート】
【初動のキーカード】
初動以降~中盤
初動が通った場合、返しのターンで人事権を発動して次ターンの準備をします。
戻すカード:
墓地のビルガメス、シーザー+ その他
サーチ:ケプラー、スワラルスライム
※デスマキナが妨害持ちのため除去の的になりやすく、除去にチェーンして人事権を発動して、マキナをEXに戻して除去を回避することが多いです。
2ターン目の初動
このデッキは2ターン目の初動も存在します。
以下の展開で召喚権を温存しつつ、盤面の展開&追加で2枚のサーチを行い、相手の盤面に対応していきます。
【前提条件】
・初動で用意したスケールが残っていること
・人事権のサーチが通っていること
・人事権でマキナをEXに戻していること
・1ターン目に出したグリフォンが破壊されてEXにいること
【展開後】
・盤面:テムジン、ケプラー、グリフォン
・契約書、DDカードのサーチ
・召喚権、ペンデュラムの温存
上記、2ターン目初動後は相手の盤面により展開は変わりますが、ここでは自分がよくやる展開を紹介します。
【盤面形成後】
・リンクメイルデーモン
・シーザー
・デスキャスター
・デスマキナ
・ゼロゴッドレイジ ※スケール
終盤
フィニッシュは以下の条件を満たす方を狙いにいきます。デッキ構築の段階で①が満たしやすいようなカードを採用していますので、自然とライフ差がつくことが多いです。
①自分と相手のライフ差が大きい
→サイコエンドパニッシャー
②相手のライフが4000以下
→ゴッドレイジefによるダイレクトアタック
③上記どちらもコピーできる覇王スターヴ
DD以外の採用カード
モンスター編
・天空の魔術師
エンド時のPモンスターサーチが主な役割。
EX系モンスターがいる場合の追加効果もこのデッキなら狙いにいきやすい。
・音響戦士ギタリス
サイコエンドパニッシャーをシンクロするためのチューナーが主な役割。☆4が出力しやすいデッキのため☆3チューナーの追加で合計11。
着地時efでスケールを回収できるのも優秀。
フィニッシュを狙いにいく頃に天空でサーチしておく。
・軒轅の相剣師
社員を守るSPと言う名の自由枠。戦闘ダメージ回避要因でありつつ、チューナーのためパニッシャー用のチューナーの役割もある。
・サロス
詰み回避用&除去札。DDの展開力を活かしてサロスを出し、ペンデュラム召喚で再度展開できるのは、DDならではの芸当と思ってます。ビルガメスを蘇生することでもリンク値を稼ぎやすいです。
・ライゴウ
DDの苦手な盤面除去を担う役割。ビルガメスを蘇生しやすいのでリンク素材も供給しやすい。
魔法・罠編
・チキンレース
DDや契約書の自傷ダメージを防ぐ役割。そして盤面に残れば効果を使わないデュエリストはいるだろうか、いや、いない。自然とゴッドレイジのキル圏内へと近づけさせる、後から効果が効いてくる2度美味しいカード。
・光の護封霊剣
耐性のないDDを戦闘から守りつつ、戦闘ダメージを軽減する役割。墓地効果の直接攻撃抑止もあり、除去されても2度守れるのが好み。なにより、ライフを払うのが契約書と類似していてDDのイメージにピッタリ。
小技
グリフォンのP召喚時のドロー効果のコスト確保
グリフォンはP召喚時にDDか契約書を捨てて1ドロー効果があります。
その際、以下のカードが揃うと毎ターンコストを確保することができます。
特許権はケプラーによるサーチ、ニュートンはコペルで墓地落としが可能なので、比較的揃えやすいです。
・手札:特許権の契約書類
・墓地:DD魔導賢者ニュートン
ビルガメスを墓地蘇生によるスケールセット効果
ビルガメスのスケールセット効果は特殊召喚時であるため、墓地蘇生時にも発動が可能です。スケールが破壊されてしまった場合は、墓地蘇生でスケールを用意することもあります。
ゼロゴッドレイジによる上級DDのリリース軽減
レイジのスケール効果により、上級DDをリリースなしで召喚できます。
このデッキはアビスをスケールに置かないため、地獄門でサーチし、リリースなしでアビスを召喚、アビスef→墓地のDDDを蘇生のような動きも可能です。
最後に
ここまで目を通してくださった方、ありがとうございました!
【DD】は展開ルートが難しいイメージがありますが、構築段階でルートを絞ることで、ある程度分かりやすくすることができます。
自分が【DD】にハマった理由として、回せば回すほど新しい展開ルートが見つかる面白さがあります。
このnoteから【DD】を触るきっかけになれば幸いです。
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