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デッキ紹介【覇王・オルターガイスト】


はじめに

こんにちは、カミショー(@kamishooo20000)と申します。
4回目のデッキ紹介記事となります。
また、今回のデッキを使用した対戦動画を投稿しておりますので、記事と合わせて見て頂けると、嬉しいです。

よければ前回のデッキ紹介も是非。

構築のきっかけ

今回使いたいテーマは
「オルターガイスト」です。

登場初期は罠ビ型のテーマでありながら、
昨年登場した新規により、展開力のある罠ビ型テーマとなりました。
サーチ、サルベージ、リクルート、蘇生など
テーマ内でリソースの循環能力が高いテーマとなっています。

デッキレシピ

まずはデッキレシピから。

オルターガイストの課題

オルターガイストを組むうえで解決したい課題が3つある(playmeker風)

1. サーチ札のない2枚初動であること
2. 召喚権からしか展開ができないこと
3.マルチフェイカーのリクルート効果の誓約
 ※ターン中はオルターSS縛り

解決策とデッキの軸

マルチフェイカーのサーチ

目を付けたのがこちらのカード

マルチフェイカーのサーチが可能です。
なお、あまりにも縛りのある素材条件のため、
調弦の魔術師のP召喚時効果で魔術師×2を
揃えていくのが現実的です。

上記のモンスターを使用するには、P召喚前に
調弦をサーチ&スケールの確保をしておく
必要があります。

こちらは昨年強化されたペンデュラムテーマの覇王門ギミックに注目しました。
覇王ギミックは2枚初動から、スケールを0~8を確保しながら、軌跡の魔術師の効果で任意の
Pモンスターのサーチが可能となっています。

効果てんこ盛りで驚きました…
制限解除も追い風に

マルチフェイカーの起動

残るはフェイカーのSSトリガーとなる罠カードの確保が必要です。
EX展開から罠へのアクセスとして、
以下のスプリンドのギミックを採用しました。
スプリンド→ヴィジョン→ヘルガイア
→デモンズ・ゴーレム

覇王ギミックの展開で出した軌跡の魔術師を
素材にスプリンドに繋げていきます。

ここまでの展開で打点2000以上の星刻が存在する想定で発動条件は満たしていますが、星刻を一時除外するメリットが薄いため、もう一手間加えていきます。


調弦で出した魔術師は効果無効で離れると除外のデメリットがあり、そのままではリクルートしたモンスターを活かすことが出来ません。

リクルート先筆頭

そこで除外デメリットを逆手にとり、
ライトヴルム+天空→アクセルスターダスト
(天空がデメリットにより除外される)
スタダでヴィジョン蘇生→ディスパテル。
ディスパテル効果で除外された天空を帰還し、エンドフェイズのPサーチを発動、次ターンのリソース確保します。
そしてディスパテルは打点3500でデモンズゴーレムの対象となる条件を満たし、一時除外するメリットの大きいモンスターです。


初動まとめ

ここまでで、フェイカーのサーチ&相手ターンにSSする罠の確保、罠の発動条件が整ったので初動をまとめます。

【必要札】
・覇王門の魔術師×2(を揃えるカード)
→ダークヴルム・霊廟・光竜の翼etc…
【盤面】
・スプリンド、星刻、ディスパテル
・ヘルガイア、デモンズゴーレム
※相手ターンにフェイカーSS、オルターSS
【手札】
・マルチフェイカー、ドクロバット(天空のサーチ)、1ドロー


初動以降~中盤

初動以降のフェイカーでリクルートしたメリュシークのサーチを活用して、オルターの展開にシフトしていきます。
サーチ候補はマルウィスプ。サーチ時のSS&蘇生効果がありますが、相手ターンに出しても壁役にしかなりません。

ですが、このデッキはペンデュラム軸のため、サーチ時のSSは温存し、自分ターンにP召喚でマルウィスプを出し、メリュ蘇生から往復でサーチする動きの選択肢が取れます。

P召喚前のリンク先確保の動きとしては、
ドクロ→超天神龍→カオスエンペラーSS→闇霊ダルクでリンク先を用意します。
(このとき、カオスエンペラーで除外を行うことで、エンド時に帰還するディスパテルの効果の発動条件を満たしておきます)

P召喚でマルウィスプSS→メリュ蘇生、
2体でヘクスティアをL召喚、メリュでプークエリをサーチ。プークエリ+ヘクスでバンシーをL召喚。プークエリを回収&ヘクスで各種オルターのサーチ。と、最低でもL3までは伸びます。

理想展開で、P召喚から他のモンスターが確保できていれば、セレーネをL召喚。効果でオルターを追加で蘇生すると、L4のアドミニアまで繋げることができます。
(スケール×2とヘルガイアを初動で用意してあるため、セレーネのカウンターは確保OK)

また、P召喚からオルター展開を行うのと合わせて、Pチューナーであるライトヴルムを活用し、サブウェポンであるシンクロモンスターの選択肢もあります。
覇王クリアウィングのよる全除去】

【パックビットによる除去&Pスケールのモンスター射出】

【上記2体の採用について】
レシピからも分かるように、初動でのリソース確保枠&オルターの各種リンクにより、EX枠がカツカツです…。
そのため、覇王眷竜をリリースして自己蘇生できる覇王クリアや、効果を繰り返し活用しやすいパックビットを採用することでEX枠の少なさを補っています。

また、パックビットは第2の役割として、スケールを能動的に空けるカードとして運用します。
魔術師には黒牙や紫毒といったP効果の優秀なカードがあるため、既に貼ったスケールのモンスターをパックビットで剥がすことで、魔術師のP効果が発動可能な状態を作り出します。

上記のオルター展開からアドミニアのコントロール奪取やオルター蘇生札、シンクロ組を活用し、フィニッシュを狙える状況まで防御寄りに動いていくのが中盤となります。


終盤

相手のリソースを吐かせたor攻撃表示モンスターが複数並んだところで、勝負をかけます。
オルターのフィニッシャーはもちろん
オルターガイスト・メモリーガントです。
フィニッシャーに特化した3つの効果を持つ
オルターの切り札です。
①打点上昇②戦闘破壊をトリガーに2連パン
&選んで破壊③破壊耐性

地味に①の打点上昇は永続UP

マリオネッターや蘇生罠を活かして高リンク体を蘇生からメモリーガントのL召喚に繋げます。
①の打点上昇から②の連続攻撃でライフを刈り取る死神です。
やっぱり打点で上から殴るフィニッシャーは気持ちがええです。
オルターの代表的なコンボとして、ヘクスの右側にガントを出し、自身の効果で打点上昇したヘクスをガントでリリースすると、ヘクスの打点上昇した分も合わせてガントの攻撃力が上昇した状態で連続攻撃が可能になります。
メモリーの総打点:(1500+2800)+2800=7100

その他のカード

・黒牙の魔術師

上スケールとP効果で打点ダウン&闇魔法使いの蘇生カードの役割。闇魔法使いはもちろん、
オルターのリンク体が該当し、P召喚からの自爆特攻で使い回せる蘇生札としても運用します

・灰燼のアルバス

ダークヴルムを落とした後の霊廟で落とす先。
覇王門の魔術師でEXから融合☆8であるスターヴを落とすことで蘇生の条件を満たします。
オルターに対象耐性を付与し、打点カバーもこなす縁の下の役割。

・幻想の見習い魔導師

手札誘発で闇魔法使いの打点上昇が行えるカード。メモリーガントの打点を不意打ちでさらに上げてフィニッシュできたら気持ちええやろな~の意。

小技

デッキの大筋から派生したカードの組み合わせで行える小技の紹介です。

アドミニアの一時除外

アドミニアのコントロール奪取効果は、
場にいる限り1度だけの効果になります(なぜ…)
これをデモンズゴーレムで一時除外し、場から離すことで帰還後に再使用可能となります。

アドミニア&罪宝の囁き

罪宝の囁きは、モンスター効果のコストで墓地にいくと再セットされるため、フリチェで発動可能なアドミニアのコストに利用すると実質ノーコストで打つことができます。

ライトヴルムの回収&覇王クリアの蘇生

ライトヴルムには2つの回収効果があります。
①着地時にEXから覇王系を回収(同名OK)
②Pモンスター破壊時にEXの自身を回収
手札とEXに1枚ずつ覇王眷竜を確保できれば、
P召喚で毎ターン覇王クリアが蘇生可能です

天空&パックビットのモンスター封殺

天空の効果で最も強力なのはシンクロモンスターが存在する場合の「相手はモンスター効果を発動できない」かと思います。
が、そんな効果はそのまま通ることはないので、不意打ちで狙いたいですよね()

天空は効果解決時に存在するモンスターの種類によって効果が適用される裁定のため、チェーン2以降でモンスターを増やすと、発動範囲を増やすことができます。
→フリチェで場に出れる「パックビット」自身をSSすることで、シンクロモンスターを増やすことができます。(記事冒頭の動画参照)
同じ相手に不意打ちの2回目は通じませんが、警戒させる動きとしては十分です。
※発動の準備は必要なので狙えたらの隠し球

最後に

ここまで目を通してくださった方、ありがとうございました!
正直、EXがカツカツのコンボデッキ感は否めないですが、混ぜ物が難しいという先入観があったオルターガイストをペンデュラム軸の新しい形で組めたのは気に入っています。

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