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腸閉塞で入院5日目



長く苦しい夜が明けた。
朝早くに嘔吐した。

先生が回診に来られこう言われた。
「もう一度CTを取って胃に残ってるか見ましょう。残ってたら胃管を入れましょう。」

CTの結果、胃管を挿入するとこになった。
恐れていた胃管だ。
でも、この辛さが長引くのも嫌だ。
ゲーゲー吐きながら、泣きながら、胃管を挿入してもらう。
きちんと入っているかレントゲンで確認しに行く。
が、きちんと入っていない。
もう一度やり直しだ。
あの拷問のような挿入をもう一度やるなんて。
再度挿入。
今度はうまくいったようだ。


それからは吐くことも無くなった。
やっと吐き気がなくなったので前夜眠れてないのもあってその日はほとんど眠っていた。
何をする気力もない。
こうやって記録を書き記すこともままならない。
午前と午後にリハビリの療法士さんが来てくれて足や肩や背中をマッサージしてくれるのが唯一の癒しだ。

胃管で上に溜まっているものを抜きつつ、やはり下も開通しなければならないので下剤を使ったり点滴に腸の動きをよくする薬を入れたりで様子を見ることになった。

そして、その日の夜は久々に眠ることができた。

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