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犬山に行ってきた②

 前回は犬山城について書いたが、今回はその後に行った桃太郎神社に行くまでをかいていきます。
 犬山城から針綱神社を抜けてまずは、犬山遊園駅まで。神社を左に曲がると、人はほとんどいない。ほとんどの人が犬山駅から来てるため当然だが少し心細くなる。木曽川沿いの木々を進みながら歩く。

木曽川とそれに反射する建物

 天気が良いこともあり、建物が川に綺麗に映っています。川幅が狭い気がするけど、地図で見ると川幅が場所によって結構差があるみたい。
 駅に行く前に犬山橋から犬山城を見よう、ということで橋からの眺め。

犬山橋から見た犬山城と伊木山

 犬山城って結構高いところに立ってたんだと思いながら歩いて歩いていると岐阜県各務原市になっていました。
 犬山遊園駅に着き、桃太郎公園に目指します。地図アプリ通りに行こうとするも歩道が途中で終わっていて駅の反対側までいけない。今考えれば歩道がなくても進めばよかったけど、そのときはとにかく混乱してなんとか向こう側に行けないからと調べて遠回りしていくことに。なぜか坂が多く山道に入りましたが、なんとか地図アプリを見ながら川沿いまでこれた。ここまでで犬山城を出てから40分ほど立っておりこの先2.5km以上あると考えるとはやく歩かねば。
 車が少しいる程度で人がほぼいない道を歩く。

犬山橋の横の岩

 存在感があるのでとりあえず写真に収めましたが、後で調べると鵜沼辺りは代表的な層状チャートの露頭が存在しているそうです。 https://4travel.jp/travelogue/11591635
この写真は鵜沼の山崎町ですが、鵜沼桜木町や宝積寺町には赤色のチャートが綺麗に露頭している場所があります。

https://minotigaku.com/travel/geology/mino-5/より


木曽川沿岸部、画面やや右側に赤いチャートが確認できる。


道に迫り出した部分。赤い色からチャートだと思われる。

赤っぽい色は酸素が海洋中に豊富にあった時で、灰色や暗灰色の時は海洋中の酸素が少ない時だそうです。酸素が多かった赤っぽい部分と少なかった黒っぽい部分が綺麗に層状になっているのがわかります。 
 また、このエリアは日本ラインと呼ばれ、木曽川と飛騨川の合流点である可児市と美濃加茂市から犬山市にかけての渓谷のことを指します。日本ラインという名前はドイツのライン渓谷に景観が似ているため付けられたそうです。https://kotobank.jp/word/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-110320
日本アルプスも同じようにつけられたのでしょうか(イギリスの考古学者のウィリアムゴーランドが命名したというだけで理由までは調べてもわかりませんでした)。 
 また機会があればチャートがしっかり見れるエリアに行きたいですね。
 歩道の欄干には桃太郎の模様?がありました。

桃太郎と猿
犬が日本一の幟を掲げている

1枚目と2枚目が交互に並んでいました。また名所の案内看板も桃のデザインになっていました。

Google Earthより

 さらに進むとレストラン桃太郎、桃太郎キャンプ場、桃太郎公園と桃太郎を冠した施設が次々と現れ、レストラン桃太郎の駐車場に桃太郎誕生の地があります。

桃太郎誕生の地

そして桃太郎神社があります。

桃太郎神社の鳥居

 ここまで読んできてなぜ犬山に桃太郎と思った人も多いと思います。一般的に桃太郎といえば岡山県をイメージすると思いますが、犬山でも桃太郎伝説があります。桃太郎は犬山市栗栖で生まれ、鬼ヶ島(岐阜県可児市)で鬼退治をしたそうです。 

鬼ヶ島

また、犬山、猿洞、雉々棚など桃太郎に関連した地名があったり、おばあさんがいつも洗濯していた岩場(洗濯岩)が境内にあることから桃太郎伝説があると言われるわけです。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%83%E5%A4%AA%E9%83%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E7%8A%AC%E5%B1%B1%E5%B8%82)
 また200円払えば宝物館を見学でき、そこには鬼の金棒や鬼のミイラなどがあるようです。 
 またこの神社の特徴としてとにかくコンクリートで作られた桃太郎の登場人物(動物)の像が多いです。そこが良い意味で神聖な感じをなくしてくれます。というよりこれだけコンクリート像がある神社はここだけではないでしょうか(そもそも神社でコンクリート像を見たことないです)。

雉と犬。犬の服には桃のマークがある。
鳥居の真ん中にも猿の像がある。
桃太郎
階段を上がり切ったところにもかず多くの像がある。
階段を上がった右側に宝物館があります。

 また、これは断言して良いだろう。日本で唯一の桃の形の鳥居がある

桃型の鳥居

鳥居をくぐると提灯や賽銭箱にも桃の絵がついています。

両側には絵馬があり、通常の絵馬とと桃の形の絵馬があります。


去ると猿をかけている

 桃太郎神社を去り、犬山城に戻ります。道中に不老の滝に寄りました。

不老の滝

赤いのは鉄が酸化したためですね。ここの岩肌もチャートだと思います。滝を見たのは何年振りなんだろう、なんて考えながら今回の記事はここまで。
 
 
 

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