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調査記録

今日は、都内某所で本の調査にでかけた。
そこでおもしろい出会いがあったので記録。

本の最後に年号と読者の名前が書いてあった。
試しに調べてみたら予想外にヒットしてびっくり。

どうやら明治維新くらいまで生きた人で、ずいぶんな知識階級の出らしい。で、調べを進めていくとちょうどこの本を読んだのが18歳くらい。

この本の主人公は20歳、22歳だから18となると歳が近い。
単なる知識回収的な読み方ではなかったのかも。


昔の本は、だいたいページの左端を持ってめくってた。
つまり、よく読まれた本だと左端が黒っぽくなってる。
で、この本は結構黒かった。

この人以外にも複数人が読んでたとは思うけれど、
そういう黒くなった部分に触れて1枚ずつページをめくってると、
長い長い時を超えて顔も見たことのない少年に会えた感じがして、

ああ、いま自分の心は生きているなって感じた。そんな日。

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