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「ボクらの時代」 Shelly✖️peco✖️ぺえを観て思ったこと。

今回、「ボクらの時代」を観て思ったことを書こう。
あまり番組を見て、感想とか思ったことを書こうと思わないけれど、今回だけは書いておこうと思ったのだ。

この3人が作り上げる空気は、「強くて優しい」と思えた。
いろんな心の葛藤や、楽しいこと、辛いこと、やるせないことも沢山あったであろう。けれども、その中にある苦しみだけに囚われず、その中にある幸せや喜び、かけられた愛を大切に、またその愛を次に繋げて歩もうとしている姿が、私にはとても美しく、そして「強くて優しい」人たちだと映った。

Ryuchellさんのニュースは、近い世代の私や友人たちの間でもかなり衝撃だった。私はお会いしたこともないし、芸能人の方は自分の住んでいる世界とは遠い存在だけれども、世代が近かったのと発信する言葉が私の心にちゃんと届いた人だったから、やっぱりそれは受け入れるまでに時間がかかった。そのニュースが届いた時、友人とご飯を食べていたのだが、しばらく唖然とした。「え、嘘でしょう。」と。だから、どこかでずっと受け止めるまで時間がかかった。

そして、月日が流れて今回の「ボクらの時代」にpecoさんが登場するとニュースで知った。これは見たいと思っていたけど、リアルタイムでは見られなかったから、配信で見させていただいた。

pecoさんの突き抜けるような強さと、エネルギー溢れる姿はすごく勇気をもらえた。Ryuchellさんとはまた違う、大きな愛を持った人になられたなと思い、彼女のことは全然知らないけれど、何だか感無量のような温かい気持ちにあった。よくここまで、真っ直ぐ歩んでくれたのだと、ありがたい気持ちになった。近い世代の私がいうと変な言い方に聞こえるし、「何目線?」と思われるかもしれないけれど、私は彼女の姿を見て、正直にそう思った。ずっと応援しています。

Ryuchellさんの愛は、ちゃんと息子さんに伝わっている。
たとえ共に過ごした時間が、人生のほんのわずかな時間であっても、時が過ぎて記憶が薄れてしまっても、一緒に生きた時間は変わらず宝物であり、かけられた愛や受け取った愛、送った愛は、いついつまでも色褪せない。
とても素敵なことだと、息子さんのryuchellさんにかける言葉や仕草を語るpecoさんの話を聞いて思った。温かい気持ちになった。幸せだね、ryuchellさん。

そして、ryuchellさんと仲が良いぺえさん。
ぺえさんの語る言葉に、私は痛く共感できた。

「いろんな言葉を発信しても、何も変わらないこの世界だったり、芸能界もそうだけど、自分が何を発信したところで変わらない。誰の心にも響いてくれないんじゃないか。」

2023年10月1日(日)放送 「ボクらの時代」ぺえさんの言葉より

自分の存在で、何が変えられるのだろう。
自分の発信する言葉で、何が変わっていくのだろう。

それは私も生きていて思うことがある。
今、自分が向き合っている仕事であったり、人間関係であったり、自分が立っている世界の中で、自分に何ができるのだろう。

何もできないのではないか。何も自分では変えられないのではないか。
だったら、そんなことするのをやめよう。そのほうが気が楽だ。
だったら、そんなことするのをやめよう。そのほうが傷つかなくて済む。

私もずっと、そう思ってきた。
自分の気持ちに蓋をして、何も言わず、本音を語らず、そういう自分でいいじゃんと思うようになってきていた。特に働き始めて社会人になり、いろんな価値観や人、仕事のスキルや仕事上で起きる現象を間近に見るようになって、そういう「諦観めいた姿勢」がスクスクと育っていったように自分では思う。でも、等身大の自分にしかできないこと、自分でないと発信できないこと、自分でないと救えないこと、自分でないとできないことって結構いっぱいあるんじゃないかと、最近になってようやく思えるようになってきた。それは、自分もある程度、社会やこの世界のあり方、さまざまを右見て左見て感じとり、ちゃんと受け入れ受け止めて、じゃあ自分にできることは何だろうと思える心の空間ができてきたからだと思う。ここまで来るのには、どんな人もそうだろうけれど、山あり谷ありの激動の経験を経なければいけなかったのだと思う。だから、これまでの歩んできた人生が必要だったわけで、これからも歩んでいく人生にも必要な経験や「諦観めいた姿勢」だったのだと思う。

中国古典「菜根譚」の言葉にこんな名言がある。

「伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し。」

中国古典「菜根譚」より


これは、「長い間、その時が来るのをずっと伏して待っていた鳥は、いざ飛び立たんとする時、必ず高く自由に飛び立てる」という意味である。私もずっとこの言葉を上手くいかない時、「諦観めいた姿勢」になりそうな時に、心の中で自分に言い聞かせてきた。その時がくれば、必ず高く飛んでいく。


だから、Shelly さんが話されたように、

「諦めはもったいないけど、休憩は必要だと思う。だから、今ムリと思う時に頑張らなくていい。」

2023年10月1日(日)放送 「ボクらの時代」Shellyさんの言葉より

という姿勢でいいのだと私も思う。
ムリしなくていい。何よりも自分を大切にしてほしい。
そして、伝えられる時に自分にしか表現できない言葉で、想いで伝えていってほしい。

あなたがそこに存在して、思うこと、語ることは、必ず誰かの希望の光になっていく。表面的には変わっていないように思えても、あなたの存在や言葉や思いは、無意識のうちに小さな革命を起こしているよ。

ぺえさんの泣きながら話す、「自分が何を発信したところで、誰の心にも響いてくれないんじゃないか」という一言から、「ちゃんと届いている。響いているよ。」と伝えたくて、私は書くことに決めた。

生きている世界は、違っていても。
思っていることは、どこかで繋がっていく。
だから、諦めずにまた一歩、お互いの歩んでいる世界から進んでいこう。

生きていると、いろんな想いにぶつかる。
嬉しいこと、悲しいこと、やるせないこと、許せないこと。
けれども、そんなたくさんの想いや感情を知るから、世界は鮮やかで美しく見えることもある。だから、諦めないでほしい。歩みを止めないでほしい。
受け渡された愛のバトンを、次に受け渡していってほしい。
幸せであってほしい、笑っていてほしい。

みんな不完全で、脆い部分があるから。
批判もいいけれど、良い悪いの尺度からばかり世界を見ずに、違いを認めてお互いが豊かであることを大切にして、その人の、自分の価値観や選択を大切に想いあえると、この世界はもっと美しくなれるはず。

世界を創造できるのは、誰でもなく自分である。
世界を一緒に幸せな世界にできるのは、誰でもなくあなたと私である。
だから、みんな違って、みんないい。本当の意味でここに存在する理由は、ありのままの自分で、ありのままのあなたでいいんだよ。

今回、この番組でお三方の話を聴かせてもらえて、私は幸せでした。
私も私の世界から、自分の言葉や思いを発信できればと思います。
ありがとう。愛と感謝を込めて。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
Bless you :)

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