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自己紹介と銭湯

昔からテンプレ自己紹介というものに疑問を感じる。ここでいう「テンプレ自己紹介」は名前、所属、一言みたいなものの事なんですけどこれ意味あるのかと時々思うことがある。自分は大学生だからよくこのテンプレ自己紹介というよくするし聞くのだか、これが全く覚えられない、びっくりするぐらいに覚えられない。次会う時絶対にその人の名前はわからないしどんな子だったかも全く思い出せない、んでもって仲良くなれない。なのであんまり意味なくね?と思ってしまう。だけど大体の先生はこの自己紹介をしたらみんな仲良くなったと勘違いをしてそのままクラスみんながあんまり仲良くならずに気まずい感じで授業が終わりを迎える。でもなんで、この自己紹介では仲良くなれないんだろうなと考えるとそれはみんなの外の情報しか知らないからだ、名前はその人の人となりを表すものではないのだ。例えばキラキラネームの「光宙」(ピカチュウ)というのがあるけどこの子は全然ポケモンが好きじゃなくて、実はFFが大好きかもしれないし、「夢姫」(プリン)ちゃんはプリンじゃなくて生粋のあたりめ好きで、プリンは大嫌いみたいな話もあるかもしれない。外側の情報じゃなくその人のオリジナルの中身を知れた時、その人の特徴を見つけた時、自分たちがその人を覚えるのはこういう瞬間なんじゃないかなと思う。そしてこれを発見するにはその人といっぱい話すのが一番だと思う、自己紹介とかそっちのけでとりあえず話してみる、自己紹介とかはそっちのけで、その人と話してみるこの方がその人の中身の部分が知れてその後の関係も良好になると考える。それをすごく感じた自分のエピソードがある。自分は父と地元の銭湯が好きで毎週行くという生活をかれこれ4〜5年続けている、その理由はもちろんおっきい風呂に入ったり、サウナに入って整うのが好きみたいな理由もあるがその銭湯に通い詰めるのは常連さん達の存在が大きい。その常連さん達は自分が通い始める前からの常連でいつも色んな話をみんなでする、今日行った場所の話とか最近ハマっているものテレビから流れてくるものから話題が出てくる事もある。別に集まる時間も帰る時間も申し合わせた訳ではないけど大体みんな毎週来るし大体みんな一緒に帰る。そんな関係でもみんなのしっかり名前を知ったのはつい最近の事だ、常連メンバーで飲みに行った時に始めて自己紹介大会をした時に知った。でも今まで名前を知らなくてもそんなに困らなかったし、むしろ仲良くなれてたなと感じた。そこから常連さんと仕事とか何歳だとかの本来なら最初にするであろうテンプレ自己紹介をした。いつも大学でしているものと同じではあるけど、いつも話してその人の特徴や人となりが分かっているので余計面白かった、「え!?もうそんな年齢なんですか!?」「そんな仕事してたんですか!?」とかそんな言葉がたくさん飛び交っていた。そういう訳で自分は別に最初にテンプレ自己紹介なんてしなくてもいいと思う。だから大学のクラス授業も最初の時間はとりあえずお話しましょうでもいいと思う、最後に名前を発表みたいな逆でも面白いんじゃないかなと感じた。自己紹介は大事だと思うけどテンプレじゃなくて自分なりの一番自分って分かる自己紹介みたいなのができればいいなと思った。


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