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経年変化→逆行

小さい時、カブトムシが好きだった。
自分の手のひら程のオニヤンマを捕まえて喜んでいた。

休みの日は川で秘密基地を作ったり、
海のテトラポットで釣りをした。



私の実家は北陸の島。
山や海の大自然に囲まれてる。

ショッピングモールやゲームセンター、
スターバックスなんてものはない。


小さい頃は特に外で遊ぶことが多かった。
よく手や服を汚していた。

川で遊ぶ時は着ていた服が流されることも。

でも、すごく楽しかった。純粋に。


それから歳を重ね、20歳。
ハッピーポンコツ大学生。

バイト代で高い洋服を買い
初めてパーマをかけた。

新品の服や靴は汚れることを嫌い、
外での遊びはなくなった。

代わりにお洒落なレストランでご飯を食べたり島にはないお店で遊ぶことが増えた。

それも楽しかった。
けど昔のような満足感はなく、
どこか物足りない感じ。



さらに歳を重ね社会人3年目。
キャンプに目覚める。

楽しい

なんだか懐かしく、心地よさすら感じる。

キャンプの好きなところは
"ルール"がないこと。

好きな道具を並べてみるのもよし
テントの中にこたつを入れてみるのもよし
箸を忘れたら木を削って作るのもよし

皆、各々のスタイルがある。
好き勝手にやるのがいい。

そんな中、自分のスタイルは明らかに幼少期の延長だった。
"大人の本気(マジ)秘密基地"

愛用のクッカーやフライパン、手袋はもちろん
自分の手も真っ黒。昔以上である。

その時気づいた。

"本質は変わらない"ということに。
キャンプの楽しさは芸術的な砂団子を作った時と同じだということに。

初めは汚れに感じても、それが徐々に良さとなり、アジとなる。


さて"本題"に入ろう。
私の「清潔のマイルール」とは。

歳を重ねても結局、汚れることが好きだった。
新品の真っさらな状態より、経年的に培った汚れに魅力を感じる人だった。

"汚れの先にあるもの"

そこに真の清潔があるのではないかと。

#清潔のマイルール



何書いてんだオレ。笑

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