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【詩】吐息(2)

ほら、
また、ため息をつくんだね

こんなに近くにいるのに
きみは迷子のまま
どこを彷徨っているの?

そうだ、いいことを思いついたよ

きみのため息を
僕が全部引き受けるからさ

そしたら

きみに残るのは

僕が口づける
吐息だけに
なるんじゃないかな

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