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雨水の頃に。也哉子さんのYouTubeを見て

今、知りたくなってるのは内田也哉子さん。
彼女はお母様が樹木希林さんだから、人気なのかと思っていました。
YouTube「母から母へ、樹木希林のバトン」内田也哉子✕志村季世恵✕阿武野勝彦トークセッション (真宗大谷派名古屋別院チャンネル)より 映画「神宮希林」視聴後の対談

 自分の人生を最後の最後まで使い切る
 「死」が「生」を輝かせる事を教えたかった
 私が内田啓子である為に、あなた(志村季    世恵さん)の力を貸してほしいと言われた
 無駄を一番を嫌った
 ご馳走して下さった時も、赤ワイン!一番安いの! といつも言われた。

一番印象的だったのは、お母様である希林さんが人生の最後を子ども(也哉子さん)や孫たちに見せていかれた話題です。
也哉子さんを子どもの頃から友人、知人が死んでいく姿を見せていたらしいです。
希林さんご自身の母らしい死に際、理想の死を娘や孫たちに見せて命を閉じていきたいと言われていたそうです。

病院から家に帰る時も、御自身で死期を悟って、也哉子さんが医師に「母が退院したい」と相談したら、
医師もよくご存知ですね。(希林さんは)この時を逃したら帰れないと言われた。
その後、ご自宅で希林さんの会いたい方々に会えて、…たぶんご友人達とお互い心地よいお時間を過ごしたのでしょう…。
帰宅した翌日の明け方、旅立ったそうです。
命を閉じていく瞬間。鮮やかに他界した。思い描いていた母らしい去り際、理想の死だったと言われました。
今、私にそんなことができるでしょうか?

同席された志村季世恵さん(バースセラピスト)は希林さんは親のような存在。枯れていく姿を愛でる姿。
「産まれてくる命の誕生と死に行く時。二つの空気がとても似ている。静寂の時間。夜明けと日が沈む頃がやってくる。」

また希林さんは無駄を嫌った方だったそうです。無駄といったらモノ。そればかりでなく、人との時間、人の思い、事柄すべてが蔑ろにされることを、何よりも悲しんで悔やんでいたそうです。

也哉子さんは、今回の主催者側や対談のお相手に気を配っていました。
お母様である樹木希林さんのとの思い出や考え方も織り交ぜて、深みあるなんともいえない達観した方からのメッセージに思いました。

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