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16.東埼玉総合病院整形外科(骨粗鬆症外来)への長期通院

白岡中央総合病院から退院後、人工関節の診察は東埼玉総合病院で診るといわれ、すでに2014/6/2に診察を受けていた。2014年秋にも再度の診察を受け、人工関節の状態は問題ないと言われたが、整形医からは骨粗鬆症外来を受診するように言われ、骨粗鬆症外来への通院が始まることになった。
大腿骨頸部骨折の場合、多くは骨粗鬆症で起きるといわれ、実際に入院して術後に骨粗鬆症の検査も行われている。その結果は同世代と比べても骨密度が低いという診断であった。


骨粗鬆症外来は来院患者が多い

2014/10頃から通い始めた骨粗鬆症外来だったが、医療機関の件数が少ないのか、通院患者が非常に多い。やはり2時間以上待たされてようやく診療となる、というのが例になっていた。
入院中に行った検査結果を見て、やはり同年代の人に比べると骨密度が低いと言われる。担当である金井優宜医師はすぐに治療を開始しましょう、とのこと。新たに処方された薬は以下の通りだった。

  1. アクトネル錠:骨粗鬆症の薬。ビスホスホネート系月1回服用。

  2. エディロールカプセル錠:ビタミンD3製剤(朝食後)

  3. アスパラCA錠:カルシウム製剤(朝/夕食後)

この日は検査予約をして帰宅した。

服用時の注意事項も説明される

アクトネル錠は骨粗鬆症の薬だったが、ビスホスホネート系薬剤であり、はじめて処方される場合は、必ず薬剤師からの説明を直接受ける。月一回服用するが、薬の間隔は必ず守ること、そのために薬を収めている台紙には飲む日付を記入する欄が設けられている。飲み忘れて許容期間が空いてしまった場合は、次の服用日まで服用しないこと。
薬剤師の説明でもそうだったが、薬の説明書きにも起床時十分な水(約180ml)で服用し必ず(水道水で)服用、最低30分間は横にならないこと、その間食事や他の薬は服用しないように等の注意事項がある。
この薬は月1回とはいえ、カレンダーに服用日を書いて忘れないようにしたり、起床後食前30分以上前に飲ませたり大変な思いをしていた。

骨粗鬆症外来での受診

検査は、骨密度の検査の他、通院のきっかけとなった大腿骨頸部骨折の術後経過(X線撮影)、血液検査、尿検査、も行うし、他の患者も来ているわけだから、2時間位かかることが普通だった。時には神経内科の通院日と重なることもあったが、そのときは両方受けるように時間調整する様になっていた。
術後経過は問題ないことは毎回確認していたが、毎回同年代の平均値と比べると、骨密度が低い結果になっている。バランスの良い運動と食事を心がけましょうと毎回でていた。
これで、東埼玉総合病院の神経内科、骨粗鬆症外来、もとむらクリニックと3個所も通院することになり、ときには月3回以上も通院することがあった。

コラム:骨粗鬆症

古くなった骨を破壊する細胞(破骨細胞)と新しく骨を作る細胞があって骨の新陳代謝代謝が行われている。骨粗鬆症は新しく骨を作ることができなくなって、骨破壊だけが正常に行われるため、骨が痩せてくる(すかすかになる)病気である。そうなると普通ならなんでもないことでも骨折が起こりやすくなる。このあたり、歯周病と似ている部分がある。
カルシウムは幾ら薬や食事で摂っても運動しないと身につかない。しかし父親はパーキンソン関連疾患のため、自分一人で歩くことは難しいし、歩行器を使って歩いていても、介護人が見ていないと転倒する危険がある。別の整形医に通所リハビリ(ディケア)の方が良いといわれたのは、専門の理学療法士が在籍しており、毎月計画を立てて行うということである(ディサービスでは理学療法士がいない)。
2014年当時のケアマネージャーはディケアに否定的だったため、長期間ディサービスの利用のみだったが、2016/3にケアマネージャー交代半年後、ディケアの話が持ち上がってきた。

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