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6.要介護認定とリハビリ病院への転院

大腿骨頸部骨折では、必ず骨粗鬆症の検査も行われる。この骨折は、骨粗鬆症の場合が多いのだという。若い人との骨密度の比較はあまり意味ないようにも思われるが、同年代の人との比較でも骨密度がやや低いという検査結果も出た。この病院には骨粗鬆症外来もあるので、そちらも診ることは可能とのことだった。

前に書いた通り、東埼玉総合病院はあくまで救急病院であるため、1ヶ月前後を目安に他の病院へ転院することになっている。医療相談員の話では、リハビリのための転院先には近隣では2箇所ある。幸手市の堀中病院と白岡中央総合病院を紹介され、病院の担当医と連絡を取っているとのことだった。


要介護認定と転院手続き

退院後、特別養護老人ホームへの入所や通所介護の利用には要介護認定が必要になる。このことは医療相談員(ソーシャルワーカー)から聞いており、役所の窓口に行って手続きを取るが、入院中であるため、病院まで担当者が出向いて本人と面談するとのこと。

病室まで担当者が出向いて本人と面談するが、その最中は家族といえど同席はできないことになっている。その結果を元にまずコンピューターによる一次判定を行い、その後一次判定の結果と主治医の意見書を元に介護認定委員会による二次判定が行われる。認定結果は1ヶ月後位に郵送されるとのことだった。

要介護認定は65歳以上が対象だが、40歳以上64歳未満の医療保険(第二号被保険者)で老化が原因とされる病気(特定疾病)による介護が必要となった場合は、申請ができる。自分の父親の場合は、パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病)であったため、申請が行えたわけである。

参考までに、要介護が認められると、介護施設の利用の他、介護用品のレンタル(車椅子等)や自宅のバリアフリー改造の補助が受けられることになっている。

転院先の話が進む

転院先は2箇所の病院と連絡を取っていると医療相談員からの話だったが、最終的に白岡中央総合病院とトントン拍子に話が進み、1月中に白岡中央総合病院へ転院する運びとなる。転院前に白岡中央総合病院の相談員と面談することとなり、療養(リハビリ)内容や医療費の話を聞くこととなった。入院期間の目安は大腿骨頸部骨折の場合3ヶ月と言うことだった。

ここはかなり年季の入った病院で、増築を繰り返しているため、中央に光庭がある造りになっている。リハビリ棟は季節を感じられるようにという配慮から、短い距離だが一旦外の通路を通って入るようになっていた。多くの患者がリハビリ訓練を行っていたが、入院階者だけでなく、外来患者も多く通院していたようだった。


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