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5.人工関節置換術

入院している間はずっと面会へ訪れたが(面会時間は午後13:00~20:00まで)、看護師が言うには毎日面会に来る家族は珍しいとか。駐車場は時間決めだからあまり長居はできずせいぜい1時間前後だった。
手術までの期間は6日間あったが、その間食事の時以外はずっと寝かされたまま。現在では、大腿骨頸部骨折で搬送された場合、緊急手術で人工関節置換を行うこともあるというが、当時はまだ行われていなかったのが実情だった。やはり長期間寝かされたままでは弱ってくるので少しでもその弊害をなくすという風に変わってきたのだろう。


医療相談員(ソーシャルワーカー)からの提案~人工関節置換術

東埼玉総合病院はあくまで救急病院であるため、1ヶ月前後を目安に他の病院へ転院することになっている。どこの病院にも医療相談員(ソーシャルワーカー)がいて、転院や退院後の療養などの相談をすることになっている。医療相談員(女性)からは1ヶ月後にリハビリ病院に転院して、そこで3ヶ月リハビリしてから自宅に戻るかそれともまた他の病院へ転院することを提案される。
退院後特別養護老人ホームへの入所や介護サービスへ通所するには要介護認定が必要であるとのこと。この認定の申し込みには市町村役場に申請して相談員が本人と直接面会することになっている。
ただの骨折だけだったら要介護認定の話は出なかっただろうが、パーキンソン病関連疾患であることやそれが原因で骨折したということから、この話が出たのだと思う。
すでに年が押し迫っているということもあり、このあたりの相談は翌年に持ち越された。この年に行えたのは限度額認定証の提示のみだった。

人工関節置換術~リハビリ

2013/12/25 13時から人工関節置換手術。家族が同行できるのは手術室の入口まで。手術前から本人には自分の名前を手術室で言えること(本人確認の為)を随分病棟看護師から言われている。
手術は90分ほどで終わったと思う。終了予定時間前後に病棟入り口まで行って待っていると、酸素マスクをつけたまま現れた。この後はHCU(高度治療室でスタッフルーム隣室)へ入室。その後一旦個室(この段階では酸素マスクは外れる)へ2日間泊められ、個室利用の書類にサインして提出。
後、HCUへ改めて移動。一般の大部屋が開かないため、とりあえずでHCUを大部屋としても使っていた。この部屋はカーテンで仕切って他の患者や家族から見られないようにすることができるようにしてある。
2013/12/27にはリハビリテーション計画書を渡される。本格的なリハビリは転院後行うことになるので、ここでのリハビリは起き上がれること、車椅子に乗り移れること程度で、本格的に歩く練習は行われなかったかと思う。

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