朝の散歩で出会う風景

毎朝ご近所を散歩している。
毎朝同じ動きをしているためか、同じ人たちに出会ってしまう。　

あるご高齢の女性は、手の関節を動かしながら、躍るように坂道を何度も往復する。
それが終わると、周辺のゴミ拾いを始める。
偉いなと思う。

別のご高齢の女性は、仲間数人と散歩している。
彼女はかなりのヘビースモーカー。
仲間を待つ間も、ベンチに座って一服。
散歩が終わるとまた一服。
美味しそうにたばこを吸う姿が様になっている。
あれだけのヘビースモーカーでもかなりの御高齢になるまで生きていられるのだから、タバコと健康の関連性は、そこにストレスが加わることで高くなるのでは？と勝手に思っている。

またある高齢の男性は、散歩の途中スーパーの自動販売機の横の椅子に座って休憩している。
ここが彼の折り返し地点らしい。

それぞれの朝がある。
私の朝は、早歩きで周辺を散歩。
ゴミ拾いはしない。
帰宅して水のシャワーを浴びた後、朝食を食べる。
それからゆっくりと家事に取りかかる。
働いていてもいなくても、主婦と家事はセットになっている。
今のところ そこからの逃げ道はない。

朝晩が過ごしやすくなってきた。
これから始まる 秋に向けて、さてどうするか。
ゆるりと始まる私の朝の中を歩きながら、考えてみたりして。