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精神病の正体と精神科医の犯罪 1   〈最先端研究が暴く不都合な真実〉

 「20歳未満は法律で飲酒が禁じられている」ことは常識ですが、その理由はご存じでしょうか?
 未成年に飲酒させることは犯罪であり、たとえ親でも逮捕されます。
 「妊娠中・授乳中の飲酒は控えましょう」というフレーズもよく目にします。胎児や赤ん坊にも悪影響があることがわかっているということです。
 これらのことをよく覚えておいてください。
 
 
 
 
 精神病とはどのような病気でなぜ起きるのか?
 21世紀の現代においても専門家の公式見解は「よくわかっていない」というものでしかありません。数ある医療部門の中でも精神科医療は「最も遅れている」と言っても過言ではありません。
 精神科における診断は今でもあいまいな「問診」という超アナログです。治療は脳科学的な仮説に基づく薬物治療が中心ですが、これは症状を緩和する「対症療法」でしかなく、いまだに根本的な治療法は確立されていません。抗うつ薬SSRIの登場以来「50年以上何も進歩していない」と業界内でさえ囁かれているのが現状です。精神という難解なもの、脳という複雑な器官を扱うのだから仕方がない、と言われればそれまでですが・・・。
 しかし、2000年代に入って、これまでの常識を覆す最先端の研究が世界中で相次いで発表され、流れが大きく変わろうとしています。まだ断片的なパズルのピースでしかありませんが、それらを重ね合わせていくことで驚くべき真実が見えてくるのです。
 
 不可解な事件と精神病

 2023年札幌ススキノのホテルで首のない男性の死体が発見されました。
 逮捕されたのは29歳の女性。それだけでも世間がざわめくには十分でしたが、次々と報道される事実は多くの人を驚かせました。
 ・犯行は女性一人で行い首を切断し自宅に持ち帰っている
 ・精神科医の父親が車で送迎している
 ・父親が凶器の購入や準備を手伝っている
 ・首をもてあそぶ様子を写真や動画にしている
 ・両親は奴隷のように扱われ、言われるままに行動していた
 ・父親は自宅に寝る場所がなく車で生活していた
 など、誰もが首をひねるような家族の関係性とおぞましい事件の経過は「不可解」としか表現のしようがないものでした。
 父親は娘が統合失調症だと、娘は自身が多重人格だと証言し、両親を含め長期の鑑定留置が行われました。つまり「犯人は精神病の可能性が高い」ということになります。
  しかし、そのことに多くの方は疑問を感じたはずです。
 ・犯行は明確な意思を持って計画的に行われている
 ・クラブに出入りして遊んでいる
 ・父親に準備や犯行を手伝わせている
 というような事実から考えれば「精神病だとは思えない」「とんでもなく性格が悪いだけ」「父親の過保護が事件を招いた」と思われるのも当然でしょう。
 果たして彼女は精神病なのでしょうか、それとも性格が悪いだけなのでしょうか?統合失調症と認定されれば責任能力が問えず「無罪」となる可能性が高いはずですがそうなるのでしょうか?
 精神鑑定は精神科医が日常の観察と対話を通じて病気なのか、責任能力があるのかを見極めます。ある程度の基準はあるものの最終的には医師の主観により判断されます。したがって検察側と弁護側の精神鑑定結果が食い違うことも珍しくありません。場合によっては死刑と無罪を分ける判断が人の主観とは空恐ろしくなります。
 一方で「病気のせいにして刑を逃れるなど許されない!」と言われる方もいらっしゃることと思います。実にもっともな意見だと思います。では、責任能力というものがどのような人なら存在するのか答えることができる方はいらっしゃるでしょうか?精神科医ならわかるはずだと思われますか?
 この精神鑑定のクエスチョンマークはもちろん精神病というものが「よくわかっていない」という現実に起因します。よくわかっていないものをよくわかていない人が判断する、まるでコントのようなことが現実に行われているのです。
 この事件だけでなく、「精神鑑定」が行われる「不可解」な事件が近年多発していることはご存じのとおりです。凶悪事件と精神病は何か関係するのでしょうか?関係するのであれば「精神病患者は危険だから排除すべき」なのでしょうか?「精神病患者だから危険というわけではない」と力説する精神科医もいますが、精神科医が患者に殺される事件も実際起きています。  
 
 精神病とは?

 身近なものとなったうつ病をはじめ、双極性障害、統合失調症など精神病と呼ばれる「病気」は数多く存在します。皆さんはこれらの病気をどこまでご存じでしょうか?
 死にたいとふさぎ込めば「うつ病」、わけのわからぬことを言い始め理解不能な行動をとるようになれば「統合失調症」と考えることはできそうですが、「性格が悪い・歪んでる」「危ない人」「変わった人」というような状態との境界はどこにあるのでしょう?
 連続殺人犯、放火犯、幼児性愛、キレやすい人、ご近所トラブルが絶えない人、ストーカー、ゴミ屋敷の住人、あおり運転、DV・虐待、アルコール依存・酒乱、ゲーム依存、ギャンブル依存・・・精神状態が普通とは思えないこれらの状態は精神病なのでしょうか、違うのでしょうか?
 もちろん精神科医は明確な答えを持っていません。なぜ「よくわかっていない」という結論しか出せないのか?それは「まともな」人間がいくら考えても精神病を理解することは「不可能」だからです。精神病はあなたの想像を超えた次元に存在します。
 ようこそ、奇々怪々な精神病ワールドへ。誰も見たことも聞いたこともない深淵な精神病の世界をご案内いたしましょう。
 
 

                精神病の正体と精神科医の犯罪2へ続く

※この文章は「悪魔の処方箋」を加筆、再編したものです。


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